
シニアの夫婦観「落花流水」の如く、次の人生もともにと思えるようになるには
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ソニー生命はこのほど、全国の50〜79歳の男女1000人(各500人)に「シニアの生活意識調査2023」を実施。そのうち、配偶者がいる682人を対象に「シニアの夫婦観」について調査した。
シニアの夫婦観「落花流水」の如く、次の人生もともにと思えるようになるには
この調査で明らかとなったのは、シニアの中にも強い絆と愛が存在するということです。85.6%のシニアが、今のパートナーとの生活を継続したいと考えているのです。特に男性は、生まれ変わっても現在の配偶者と結婚したいとの希望が72.5%と高く、これに対して女性は56.0%。このギャップは、男女間の愛の捉え方や期待の違いを示唆しているかもしれません。
シニアが夫婦として過ごす未来での夢は、1位「旅行」、2位「外食」と共通していますが、男性は3位は「ショッピング」を、女性3位は「会話」をそれぞれ重視しています。この違いからも、男女の絆を深める方法や価値観の違いが垣間見えます。
男女間の愛の捉え方や期待の違いをまとめてみました。
1. セキュリティと安定感。男性は家族の守護者としての役割を重視する。
2. コミュニケーション。女性は感情の共有、男性は共通の活動を通じた絆を重視する。
3. 社会的期待。男性は家族の守護者、女性はコミュニケーションの深化を重視する。
4. 感情の表現。女性は積極的、男性は控えめ。
5. 愛の定義。女性は感情的絆、男性は共有の時間や活動。
また、女性が感じる「セキュリティ」と「安定感」をまとめてみました。
1. 感情的セキュリティ。パートナーの理解と受け入れが重要。
2. 物質的安定性。経済的な安定を重視する。
3. 予測可能性。パートナーの行動が予測できることを重視する。
4. 支援とサポート。困難な時の共同対応を重視する。
5. コミットメント。 パートナーの真剣な関心を重視する。
6. 価値観の共有。共通の目標や価値観を重視する。
これらは一般的な傾向であり、全ての人に当てはまるわけではありません。
夫婦間のコミュニケーションとその絆を深める方法は、長い間多くの研究者たちの関心の対象となっています。脳科学、生物行動学、心理学などの最新の研究を元に、夫婦間の絆を深めるための方法を、具体的かつ簡潔にまとめてみました。
1. 脳内で分泌されるオキシトシンは「愛のホルモン」は、スキンシップや優しい会話、思い出の共有などから分泌されます。定期的な身体的な接触や愛情の言葉を増やして、お互いの絆を強化しましょう。
2. アクティブ・リスニング 相手の話を真剣に聞き、フィードバックをすることで、相手の心に深く響きます。相手の話に耳を傾け、理解しようとする努力は絆を深めます。
3. 感謝の表現 を毎日、パートナーにありがとうと言う習慣を持つことで、関係はより明るく、前向きになります。
4. 新しい経験や新しい趣味や活動を一緒に始めることで、新鮮な興奮や楽しさを共有し、関係が活性化されます。
5. 対立の扱い、争いの際は非難や防御ではなく、解決のためのアプローチを選び、お互いに共感的にリスニングしましょう。
6. 共同目標、 夫婦での目標や夢を設定して、それに向かって一緒に努力することで、二人の方向性が一致し、絆が深まります。
7. 自己認識、自分の感情や行動を反省し、それを相手と共有することで、相互理解が深まります。
これらの方法を活用して、日々のコミュニケーションに取り組むことで、夫婦間の絆はさらに強化されるでしょう。
でもね、まとめてみて気が付いたんだけど、↑↑↑これらのことをこなすのは、なかなか大変ですよね。
子育てや、仕事、介護など生活の中で常に予測不可能なことが次々と起こります。
長い時間をかけていろいろな事をお互いに力を合わせて取り組むからこそ
「落花流水」の言葉の如く深い絆で通じ合う関係を構築するのでしょう。
まさに、ソニー生命の調査が示したシニアの夫婦観も、この言葉を体現しているかのようですね。