少しずつ盛られる毒(認知のバイアス)
私たちの脳の活動には意識的に気づかないものが多くあります。
心臓を動かす力、呼吸をさせ恒常性を保つなども
脳がコントロールしています。
この一連の働き以上に様々なことをする脳のシステムになど
気に留めようともせずに生活しているのが現実です。
私たちは、意識がある状態で行動や思考、好みなどを判断していると考えがちですが
実はそれら全てを無意識的にすばやく判断しコントロールしている
見えざる脳の働き、無意識の力があります。



これらの影響により知らず知らずのうちに
コミュニケーションを取るさいにも(無意識の思考の癖
)影響を受けているのです。
認知のバイアス(無意識の思考の癖)が形成されるのです。
世界で初めて脂肪税が不飽和脂肪酸を含む食品にかけられたデンマーク
国民の肥満が問題になり、より健康を手に入れるために国が出した苦肉の策ですが・・・
政策はデンマークの国民ももちろんですが
全世界にある一定のメッセージを配信しています。
脂肪=肥満=不健康
それらを無意識に受取り見えざる脳は処理をしています。
そして近年の実験結果から
面接官は就職試験に際して他の条件が同じなら、
肥満の人は平均的な体重の人に比べて知性が低く成功しにくい、
さらには怠け者で品行も悪いと見られやすい
という認知のバイアスが罹るのは本当なのか実証するために
心理学者のミシェル・へブル氏は待合室で求職者と被験者を座らせ
面接官に求職者を雇うかどうか判断させるという実験を行いました。
求職者が待合室でひとりで座っているパターンを見せたり
求職者が待合室で肥満の人の隣に座っているパターンを見せた場合求職者が肥満の人の隣に座ったパターンでは
平均的な体重の人の隣に座ったときより
人間関係のスキルが乏しいとみられ
結果的に雇用される確率が低くなりました。
そして驚くべきことに面接官は気づかないうちに肥満の人ばかりでなく
その隣に座った人についてまでも不利な判定をしたのです。
私たちは肥満の人が能力が低いなんていうことを親に言われたり
そう教科書や先生から教えてもらうわけではありませんが
毎日報道されるニュース、映画やドラマなのでの肥満の人への対応や
社会全体の文化的メッセージには、とてつもない力がある
ということも認識しなければなりません。
そう、まるで少しずつ盛られる毒のように認知のバイアスが形成されるのです。
そして残念なことに、この認知のバイアスについて意識的に認知しようとしてもしにくいのです。
そして様々な問題も見えざる脳の働き、無意識の力が関与しているという事実もね。
でもこれらを踏まえて強力な武器にすることも出来るわけです。
細胞Color最強になることもね。
