みなさんこんにちは!

 

間に違う記事を挟みましたが、今回は龍と星と蜂 星編をお届けいたします!

 

↑の記事の続きですので、合わせてお楽しみください!

 

 

 

さて、今回の記事は

 

 

星、つまりアニメ「推しの子」についてです。

女王蜂のエンディング曲「メフィスト」を龍宮城推しの子をからめて考察していきます!

 

 

こちらのMVだけでも推しの子を感じさせる要素が多く、印象的ですよね!

 

 

また、考察は以下の動画を参考にして進めていきます。

 

 

 

 

タイトル「メフィスト」というのはゲーテの戯曲に登場する願いの悪魔「メフィストフェレス」から名前をとっています。

「願いの悪魔」というのがアイドルとファンの関係をよく表しているとアヴちゃんは語っていました。

 

私も初めて意味を検索した時に悪魔の名前と出てきて驚きはしましたが、納得する気持ちが大きかったのを覚えています。

それは動画(前編)でも語られている通り、アイドル=偶像(崇拝)=悪魔という図式が浮かんだからだと思います。

 

では考察に入ります。

 

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ラストチャンスに飢えたつま先が
踊り出すまま駆けたこの夜空
並のスタンスじゃ靡かない
星は宝石の憧れ

推しの子で考えると、これはアクアの視点で描かれていると思います。
「ラストチャンス」とはアイを殺した犯人を見つけ出して殺す
ラストチャンスのことだと読み取れます。
よって「『並の』ことでは動かない。あかねや監督のように
利用価値の高い人には『靡く』」ことを表しています。
最後の「星は宝石の憧れ」は龍宮城視点で見てみます。
オーディション番組0年0組においてアヴちゃんは「宝石ではなく星を作りたい。
星は砕けて光る」と言っていました。
この歌詞「宝石であるアクアとルビーからしてみれば、星であるアイが憧れである」
と考えるのが普通です。しかし、上に書いた言葉を頭に入れると
「『オーディション参加者(宝石)には星に憧れるだけでなく、
砕けて星になる覚悟がある』そのような人を求めている」と捉えることが出来ます。
浮かぶ涙と汗は血の名残り
目の中でしか泳げなきゃ芝居
だけどステージが逃がさない
いついつまでも憧れ 焦がれているよ


「浮かぶ涙と汗は血の名残り」もどちらとも捉えることが出来ます。
「龍宮城メンバーがステージや練習で見せる涙や汗」という意味。
そして「アクアやルビーが自分の目標に向かっていく中で見せる涙や汗は、
アイの『血の名残り』である」という捉え方です。
「ステージが逃さない」というのはアイドルや役者を志す者として必然のことです。
ここにも龍宮城メンバーにあてたメッセージを見つけられます。


I’ve never seen such a liar.
生まれつきたっての底なし
This lie is love. And this lie is a gift to the world.
誰と生きたか思い出して

「I've never seen such a liar.」は直訳すると
「こんなうそつきは今まで見たこともない」となります。
これは「愛はとびきりのウソなんだよ」という言葉の通り、
うそをつきながらアイドルという偶像を演じ愛を探すアイの姿を表しています。
わたしが命を賭けるから あげるから
あなたは時間をくれたのでしょう?
あらゆる望みの総てを叶えたら ああ果たせたら
あなたに会いたい
星に願いをかけて

この部分というよりもサビはアクア、アイ、ルビーの視点と取っていいでしょう。
「命を賭ける」これはアイの出産、そしてさりなちゃんの死、
そしてアクアとルビーの転生が表されています。
「時間をくれた」というのはもちろん転生のことです。アクアとルビーからみて
「推しであるアイと過ごす時間をくれた」という解釈もありますが、
アイの視点からみると「家族を得て、アイを体感する時間をくれた」
とアクアとルビーに向けて発言しているとも取れます。

戻れないから大切にするの?
始めないなら高を括れるよ
らくになる日はまず来ない
日々のなかに集まる悲しい光

「戻れないから大切にするの?~らくになる日はまず来ない」のフレーズは
龍宮城メンバーに表現者になる覚悟を問うている気がします。
アヴちゃんはオーディションを通じて常に表現する仕事のことを
「地獄の世界」と表していました。
この二つのフレーズは「もう元の世界には『戻れない』よ。
だから今の生活を『大切にする』の?
そうでなかったとしても大切に人生を生きなさい。
そして『地獄の世界』に入ったら最後。もう『らくになる日は来ない』よ」
というメッセージに見えました。
またこれらのフレーズは推しの子にも通じています。アクアに対して
「アイと生きた日々に戻れないから今を大切にしなさい」と述べているようです。
また「始めないなら高を括れるよ」は「復讐を始めなければ、
芸能界のことを他人事として見られるよ(高を括れるよ)」という事ですね。

生まれつきだってば底なし
This lie is love. And this lie is a gift to the world.
誰を生きたか忘れちゃった!


「誰を生きたか忘れちゃった!」については、先に推しの子の視点で語ってみます。
アクアもルビーも転生して他人の人生を生きているという点。
さらにアイへの「愛」が家族愛なのか、推しへの愛なのか、はたまた恋愛なのか…
「愛」が曖昧であるという点から「誰(の人生、感情)を生きたか忘れちゃった!」
と補足することが出来るのではないでしょうか。
次に龍宮城の視点です。これは次回の記事でもより詳しく述べます。
私たちは生きているうちに自分も知らないうちに他人に振り回されてしまい、
誰の人生を生きているのかわからなくなる(迷子になる)ことがあります。
このフレーズは、そのように人生で迷子になってしまった人たち、
そして「演じる」ことも必要になるだろう龍宮城メンバーに対して
「自分は誰の人生を生きているのか忘れるな」というメッセージだと思います。

あなたに命が戻るなら 届くなら
わたしはどうなろうと構わないのに
どうやら総ては叶わない
叶わないならばあなたになりたい
星は砕け光る

さて、ここはアヴちゃんの高音と低音の切り替えが印象的な場面ですが、
ここにも龍宮城メンバーに向けたメッセージが隠れています。
この記事のはじめでも述べた通り、アヴちゃんは
「私は宝石ではなく、星を作りたい。星は砕けて光るの」と発言しています。
「星は砕け光る」はまさにそのままのことを言っているフレーズです。
また水色で示した部分はアクアやルビーの視点を表しています。
「アイに戻ってきてほしい、命が戻ってほしい」でも叶わないこともわかっている。
「叶わないのならば、あなた(の様)になってやる」二人の決意が表れていますね。
さらに龍宮城の視点で見ると、「あなたが一緒に合格できたなら…
でもそれが叶わないなら、あなたの分も引き継いでいく」と
一緒に合格できなかった仲間へのメッセージととることもできます。
実際アヴちゃんは「合格できなかった仲間の分も背負っていってください」
と言っています。残された者の気持ちがこもったフレーズですね。

わたしが命を賭けるから あげるから
あなたは時間をくれたのでしょう?
あらゆる望みの総てを叶えたら ああ果たせたら
あなたに会いたい
星に願いをかけて

ラスサビはアクアの視点です。「命を賭けるから~時間をくれたのでしょう」までは
上でも触れたとおりです。ここにおける「あらゆる望みを~叶えたら」というのは
「復讐を果たせたら」という事だと考えられます。

さあ星の子たちよ よくお眠りなさい
輝きは鈍らない あなたたちならば
さあ星の子たちよ よく狙いなさい
またたきを許さない あなたたちならば


いよいよラストです。ここは現時点では推しの子に対応している部分がありません。
これは「あなたたちは大丈夫。『輝きは鈍らない』常に上を『狙いなさい』」
というアヴちゃんから龍宮城メンバーへの期待を込めたメッセージだと考えました。

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ziyoou-vachi/mephisto/
 

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以上です!ついつい考察に力が入ってしまい長文になってしまいました…

(さらに表示の仕方の問題で文章の区切りが分かりにくくなっています)申し訳ありません。

最後までお付き合いいただいた方、本当にありがとうございます。

 

また、ご本人様がたの発言を参考にはしましたが、しがない一オタクの考察でしかなく公式の見解ではないこと、ご承知おきいただけると幸いです。

 

ではまた、次の記事でお会いしましょう。最終編もお楽しみに~!