こんにちは。冬を脱して外套いらずな陽気が続いたかと思ったら、今日は冷え込んでますね。。体調管理には気をつけたいものです。


 2021年末頃から個人的にピラティス の歴史を紐解いて、自分なりに「深化」させていこうと試みていて、ドイツ自然療法やモダンダンスの歴史の本を読み進めていました。森貴史氏や、海野弘氏のご本が大変参考になっています。


 が、、、


 これは趣味に留めていますので、最優先事項が出来ると止まってしまうんですよね。でも、それは悪いことでもなくて、忘れた頃に別の角度から発見があるんですよ。

 それが、タイトルにあるように「バレエリュス」のこと。


 いつも申しておりますが、これは個人的なメモになっているので、何の説明もなく固有名詞が出てきます。よって訳が分からなくなるので面白くないです。あしからず


 

 それでは始めていきますよ



 たまたま図書館で芳賀直子氏の『バレエ・リュス その魅力のすべて』を借りて読んでみると、それが面白いこと面白いこと!!!もしご興味があったら是非読んで欲しい一冊です。

 とっても興味深くてピラティス との接点があるかどうか、なんてことは意識していなかったのですが、ある記述を発見したんですYO


 それは「春の祭典」を制作しているときのことなんです。ざっくりかいつまむと、ストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」にニジンスキーが振り付けをしているとき、ダルクローズから遣わされたマリー・ランベールがニジンスキーを手伝ったということ。ここで、「ダルクローズ」と「ランベール」に私のアンテナが引っかかったんですよね!!

 

 おぉ!!!


 このダルクローズさんは現在知られている「リトミック体操」の開祖みたいな人物だったと思うんですよね。確か、ピラティス 翁はこの体操をかなり参考にして自分自身のワークに取り入れていたはずなので、繋がりがみえてきましたYO!!

 ストラヴィンスキーもダルクローズ理論を賞賛していたという記述もあるので、伝説的なカンパニーのメンバーがピラティス メソッドに近いトレーニングをしてたんだなと思うと、何だかキモチが高まります!もっとも、メンバーには嫌がられてはいたみたいなんですが。。。


 ここからは妄想モードになってますからご了承ください。ジョージ・バランシンがピラティスおじさんのスタジオにダンサーを送ってトレーニングさせていたという話があります。ピラティス のことが口コミ広まってバランシンが目をつけたみたいな流れになってますが、もしストラヴィンスキーが「春の祭典」のことを覚えていて、ダルクローズ理論をバランシンと話していたりしたら、、、面白い話ですね⭐︎だって、バランシンもバレエリュス後期に参加してるんだし。

 ただ、そのような記述が何処からも見つからないので、今後も探していかないとならないんですけどね。。


 歴史にifはないとよく云ったものですが、バレエリュスのことを掘削すると現代に繋がるところがガンガンあってめっちゃ面白いんですよね。

 個人的に大好きなものを挙げていくとなると、そうだなぁ〜。例えばジョン・ノイマイヤーさんですね。リュスがなければ、ノイマイヤーさんの「ニジンスキー」という大作は見られなかったんですよね。リュスがなければ、「春の祭典」という音楽は生まれず、ベジャールさんの「春の祭典」という作品も生まれなかった。。

 もっと言ってしまえば、ロイヤルバレエもパリオペラ座バレエもアメリカンバレエシアターもニューヨークシティバレエも、どれもリュスなくして語れないですよね。それくらい深い深い話で、偉人たちには畏敬の想いしかありません。

 ローラン・プティの名作「若者の死」だってそうですよね。リュスがあり、ジャンコクトーが居たからこそあの台本が書けたわけで。。

 もう枚挙にいとまがないのでこのくらいにしておきますが、リュスのことってロマンが詰まってるなぁ。


   


 『華麗なる「バレエ・リュス」と舞台芸術の世界-ロシア・バレエとモダン・アート』では、舞台美術のデザイン画などがとっても美しくずっと見ていられます。

 『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展 図録』も本日購入してみましたが、本当にこういうのを着て踊っていたのかと想像すると心が躍ります。

 『セルゲイ・ディアギレフ~バレエ・リュス』2022年、ディアギレフ生誕150年にリリースされたCDボックスもリュスが上演した作品の音楽が年代別に収録されていてすっごくいい♬


 


 最後に、スーパーがつくほどアナログで調べている私なんで、あゆみがかなり遅いです。たまたま読んで下さった方に催促されてしまうんですが、大変申し訳ないです。。。

 また、一人で趣味でやっていることなので間違いがあると思いますが、その場合教えて下さるととっても助かります!


 またどうぞよろしくお願いします。


阿部俊輔