「ねぇねぇ、今度の日曜3人でお出かけしない?」
美波からの急なお誘いだった。
「いいね~」
奈々花ちゃん、笑顔で答える。
「うん!行こいこ!!」
アタシも笑顔で答える。
そして日曜日。
よく学校帰りに寄り道する、駅前で待ち合わせをしていた。
アタシは早く着きすぎてしまったみたいでだれも来ていない。
(ちょっと早く来すぎちゃったかなぁ~?)
アタシはそう心の中で思っていたけど、少しすると2人ともすぐに来た。
「あはは、春奈くるのはや~いw」
「えっ だってだって!」
・・・なーんて言いながら3人で笑ってた。
「よぉし!それじゃ、出発だーーー!」
「おーー!」
駅から電車に乗って、約20分、キャンディマーケットというデパートについた。
あいかわらず、可愛いデパートだ。
そして3人はそこで楽しく遊んだ。
遊んでいたら、あっという間に夕方。
「夕方になるのって早いね」
奈々花ちゃんが言う。
「そだね~」
アタシと美波が答える。
「・・・それじゃあ、そろそろ帰ろうか」
「うん、またこようね」
駅までの道は、なんだか車がたくさんはしっていた。
3人は一列に歩きながら駅に向かった。
車は来てないかな?とアタシは道路をのぞきこむように見た。
すると段差に足がつっかかって、道路側に転んでしまった!
と、その時、なんと車がすごいスピードではしってきていた!!!
アタシはそのまま動けなくて・・・・・
ドンッ!
車に・・・衝突した。
だけど車は何事もなかったかのように走り去って行った。
アタシ、心の中で
うそ・・・体が、痛い。
このまま、死ぬの・・・?
アタシはいつの間にか意識を失っていた・・・・・
気がつくと、アタシは見慣れない天上の下で横になっていた。
あれ・・・アタシ、生きてる?
はっとすると、目の前では美波と奈々花ちゃんが涙を流していた。
「・・・! 春奈!気がついたの?!」
「春奈ちゃん!!」
2人はすぐに医者を呼んでくれた。
診察も終わって、病室に戻ってくると・・・
「春奈、ごめんね。」
「え?なんで美波が謝るの・・・美波は何も・・・!」
「ううん、アタシが出かけようなんて誘わなかったらこんなことには・・・」
「美波・・・。ううん、それでも美波は何も悪くないよ!」
「・・・ありがと春奈。でも、、、」
「? どうしたの?」
急に黙り込んだ美波に首をかしげながら聞いた。
「もう、大切な人・・・春奈を傷つけちゃいけないから・・・」
「え?美波?」
「アタシは・・・もう、春奈と一緒にはいられない」
「え・・・そんな・・・・・美波・・」
「・・・・・ごめん」
美波は涙を流していた。アタシのために泣いてくれてるんだ・・・
「でも!アタシ、美波と一緒にいたいよ!美波は何も悪くない!」
美波は、最後に優しく笑いかけて「ありがとう」と一言いって、去って行った。
病室には、アタシと奈々花ちゃんだけがのこっていた。
「春奈ちゃん、きっと・・・大丈夫だよ!」
「奈々花ちゃん・・・」
「美波ちゃんがいつか戻ってきてくれるって、信じようよ。頑張ろうよ!」
「奈々花ちゃん・・・うん、そうだね。」
アタシはその時、本当の笑顔ではなかった。
だけど、奈々花ちゃんが優しく励ましてくれたから嬉しかった。
こうしてアタシたち3人の中から、パズルピースは1つ欠けたんだ。
学校では、毎日、美波には避けられた・・・けど!
いつか・・・いつかまた、一緒にいられる時がくるよね。
アタシは雲ひとつ無い、青い空を見つめながら、祈った。
