今晩は。

本日もこちらにいらしてくださいまして、

誠に有難うございます。

昨今、夜に歴史関係の調べ物をしていた時、

ふと思いついた事がありました。

ヨーロッパ文明の危機、というものが、

私が知る限り2つありました。

オスマン帝国に攻め込まれた時と、

モンゴル帝国に進軍されたときになります。

特に、オスマン帝国に攻め込まれた時には、

一時ウィーンが包囲された危ない状態だったようです。

その時、フランツ・コルシツキー氏がいなかったら、

おそらくウィーンは冬まで持たずに陥落したでしょう。

 

そうすれば、ウィンナ・コーヒーも、ドイツコーヒーも、

コーヒーハウスもおそらくこの世に存在しなかったでしょう。

 

そして、オスマンの攻勢の折に交戦した当時のワラキア大公、

ドラゴンの子、ドラキリアの異名をもつ人物、ドラキュラ伯爵のモデルのお方がおられなかったら、当然、コーヒー文化の後にくるアフタヌーンティー文化も到来しなかった筈です。

 

もしも、オスマン帝国がヨーロッパを席巻していたら、

イングランドのお人は今頃、ローズウォーターがかかったハルヴァとデーツを使ったハグムとというお菓子や、ロクムを食して、

ガラスのコップでチャイを飲んでいたのではないでしょうか。

 

それはそれで美しい文化ですが、アフタヌーンティーやヨーロッパのお菓子がない地球もそれはそれで寂しいし、

 

日本が何かの間違いでヨーロッパのどこかの植民地になっていて、

和菓子がない国になっていたらそれも悲しいと思います。

大昔のアショーカ王というお人が、

「私たちはお互いの違いを理解しなければいけない」

というようなことを仰っておられたと記憶しておりますが、

今こそその言葉が注目されるべきではないかと思います。

 

宜しければ「ロドピス」のコンセプトページも御上覧ください。

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本日の、「技術担当者の奇言」。

「王様の王冠も、看護師様の帽子も

同じくらい重いように見えます。」

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

ギャラリーボチュー様の展示