今日は。

本日も数あるブログの中からこちらにいらしてくださいまして、

誠に有難う御座います。

 

この処、片付けものが多くて、ブログ類の更新がなかなかできずにおります。

 

本日も、皆様に楽しんで頂ける事を祈りつつ、

「ジアルの日記」をお贈り致します。

 

「2406年2月14日。

今日は息子エナブランの誕生日である。夫のエリムは、夜に何か転送で取り寄せている、と思っていたが、朝食の時間になってから、それがエナブランのサイズに合わせた「モーニング」であることが分かった。そしてエリムは、誕生日を迎えたエナブランに、『今日の夜は私の行きつけのクラブに部屋を用意してあるから、モーグ君やジェレマイア君とお酒を楽しんできなさい。私が許可すればこの惑星ではお前がアルコールを飲んでもいい事になっているから。』と言った。なるほど、これが「特別なプレゼント」の企画だったという訳だ。モーグ君もジェレマイア君も、エナブランより少し年長なので、もうアルコールを許可されている。「エナブランと飲めないのが残念だ」とよく言っていたのだ。エリムと舅のテインに「ボウタイ」の締め方を教わっているエナブランは、なぜかそんなに大喜びという感じではない。テインがそのことをエナブランに尋ねると、『だって、お酒っていい気分になるらしいけど、苦いんでしょ。』と言うのだ。エリムが子供達が小さい頃に仕掛けた「ベーキングパウダー水の入ったカナールのボトル」のトリックで、未だに騙されているのが微笑ましい。エリムはにやりと笑って、『何事も通過儀礼さ。そういう社会学や神話学の問題を考えるのは好きだろう?』とエナブランに言った。夜になり、エナブランはモーニングを着て、締め方を覚えたてのボウタイを身に着けて、エリムの馴染みの会員制クラブ「ウリッセス」に出掛けて行った。その後ろ姿を見送りながら、私はエリムに、『あの子、飲みすぎて急性アルコール中毒にならないかしら。』と尋ねた。エリムは思案顔で、『それは大丈夫だろう。親戚が皆酒飲みだからね。私はそれよりも、友達と調子にのって暴れないかと心配だよ。一応、クラブの個室にはアンティークを置かないように、と言っておいたし、それなりの対応をしておいたが。』と言う。舅のテインは、エリムの少々心配そうな顔を見ながら、『お前が子供の心配事を語る日が来るとは全く予想していなかったな。』と笑っていた。今日はミラは、「テイン探偵社」の研究所で何かデヴァイスの開発の佳境に入ったので泊まる、という連絡を送ってきた。彼女には珍しい事だ。エナブランは23時頃に、多少ふらふらしながらも自分の足で帰ってきた。しかし、楽しいというよりなにか複雑な表情をしている。話を聞く必要がありそうだと思ったが、彼の今の状態では系統だった話が出来そうにないので、明日時間を設ける事にしよう。」

 

皆様も、佳い休日をお過ごしください。

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本日の「技術担当者の奇言。」

「知っていますか、スマホのグーグル音声アシスタントは、

「ネイティブ・猫語」だと動かないのですよ。」