今晩は。

本日も数あるブログの中からこちらにいらしてくださいまして、

誠に有難う御座いました。

このところ、オンラインマルシェ「Round Me」の対応や、

 

 

「異能ベーションアワード」の連絡などで忙しくしておりました。

 

 

本日も、皆様に楽しんで頂ける事を祈りつつ、

「ジアルの日記」をお贈り致します。

「2405年12月8日。

今日は家族でホロスウィートに行き、「ギドゥラン戦記」でも楽しもうか、と夫のエリムが提案していたのだが、息子のエナブランは、獣医学部に勤めているドクター・ベシアのご子息であるベンジャミン君の急な要請で、南半球の動物園の手伝いに行くことになった。娘のミラはというと何故か、『今日は家でケーキを焼いてみたい。』というのだ。家政婦のミラさんは休暇でカーデシアの家族の処に行っているし、一人でケーキ作りをするのは無謀だと思うのだが、どうしてもというので、私とエリム、舅のテインとエリムのお母様のイリアナさん、そして、そういう事ならネプリムと一緒にデートがしたいと通信を送って来た私の父と母とのトリプルデートのような事になってしまった。エナブランの友達でエリムの秘書であるガダラさんは、今日は図書館で文献の読み込みをすると言っていたし、娘の「婚約者」のミコール君は、在宅で司法試験を受けると言っていた。こういうシチュエーションも悪くはないと思うし、子供たちがもっと大人になっていったら、こういう状況が続くようになるのだろう。

久方ぶりにエリムと普段は出来ない話題の話が出来たし、皆で昼食を一緒に摂ったレストランも美味で、佳い一日だった。ここまでは。

家に帰ってみると電気がついていない。心配になって玄関から食堂に行ってみると、テーブルの上に不格好なカーデシア戦士階級の伝統的な「鍋焼きケーキ」が上等な皿に載っていて、台所には沢山の失敗作のケーキ、そして、客間には落ち込んでふてくされたミラが座っていた。聞かなくても大体状況は分かる。つまり、何度作ってもケーキがうまく出来なかったのだ。『随分頑張って作ったじゃないの。』と声をかけても、溜息の返事が返ってくる。相当落ち込んでいるようだ。そこに玄関チャイムが鳴って、ミコール君が駆けこんできた。『ミラさん、聞いてください!やっとガンマ宇宙域の3つ目の司法資格が採れたんです!』ミラは、さっと顔色を変えた。ミコール君が合格するのを予想していて、記念のケーキをサプライズでプレゼントしたかったようだ。ミコール君がケーキを見て、ちょっと不思議そうな顔をしたが、『ミラが作ったのよ。』と教えると、『すごい、ミラさんは苦手なのに、僕の為に作ってくれたんですか?』と、大喜びしてくれた。『でも、このケーキの前に12個も失敗したの。』

落ち込んだ表情のままミラが答えるとミコール君は、『そんなに頑張ってくれたんですね、僕が全部食べます!何日かかっても!』と答えて、娘の手を取った。ミラは急に泣きそうな顔をして、ミコール君の手を振りほどいて部屋に走って行ってしまった。ミコール君はびっくりして、『僕、何か悪い事をしたでしょうか。』とエリムに聞いた。『大丈夫、泣いている処を見られたくないだけなんだ。5分もすれば、平気な顔で出てくるよ。あの子は私に似てシャイだからねえ。』平然とエリムは答えて、皆から疑惑の眼差しを向けられていた。ミコール君はいい青年だ。ミラにはない美点を備えている。一緒にデラン王家の良き一員になってくれるだろう。これからそれを見るのが楽しみだ。尤も、エリムは娘がもうすぐ結婚するとなったら、結構複雑なのかもしれないが。」

 

皆様も、佳い休日をお過ごしください。

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本日の「技術担当者の奇言。」

「マニキュアとは、爪の間の汚れが目立たないためにしてあるものなのでしょうか。」