このところ注文をさばくのに忙しい日が続いております。

 

本日も、皆様に楽しんで頂ける事を祈りつつ、

「ジアルの日記」をお贈り致します。

 

「2399年3月1日。一夜明けて、子供たちに『地球に行ってもいいよ。』と、朝食の席で大人での相談の結果を伝えたところ、エナブランとミラは大喜びしている。エナブランなどは、猫のニャーニャにまで『僕、地球に行くんだよ!』と大声で報告して、怪訝な顔をされている。今日は会社に行く日だったのだが、楽しい気持ちで「ピオニー」に行くことが出来た。1日しっかりとイラストと記事を書いて、17時に家に帰ると、ミラさんから、『初めてのベイジョー人のおじいさんから、通信を頂きました。』と報告してもらったので、その通信履歴に返信してみると、確かに心配そうなおじい様がビューアーに映った。『どちら様ですか?』と伺うと、『モーラ・ポールです。キラ・メルーの祖父ですよ。』というお返事が返ってきた。『貴女の処のお子様たちと地球に行く予定らしいですが、本当に大丈夫ですか?コンピューターで、地球のジャパン・エリアの暴動の様子を見てしまったのでね。』血のつながっていないお孫様なのに、優しいお方だ。しかし、暴動が起こっていると聞くとこちらも穏やかではない。今日は偶然タキタさんのご家族も来る事になっていたので、聞いてみると約束をして通信を終えた。

タキタさんのご家族がいらして、夕食を楽しく一緒に頂き、その後でご主人のヤスナガさんにモーラ博士がダウンロードした「暴動」の動画を見せると、タキタさんは大笑いしながら事情を説明してくれたので、安心した。夜に再び通信を送ってきたモーラ博士に、『あの「暴動」の動画は、宗教儀式の一環だそうですよ。』と説明したら、『嘘でしょう、信じられない』というお返事が返ってきた。私もきちんと説明してもらうまで信じられなかったので、無理もない。特にベイジョーではこんなに人が暴れる宗教儀式もないし、穏やかな人が多い民族性なので、当然の反応だろう。これは「ダンジリ」という夏祭りの儀式の一環で、毎年この地域の人が楽しみにしている、私に説明してくれた人も、5歳頃に見物に行って無事に帰ってきました、と言ったら、ようやく信じてもいい、という気分になってきたようだ。『しかし、このレベルの暴れ方では建物が壊れるし、下手をすれば死者が出ますよ。』とモーラ博士は半信半疑の様子で言う。『3世紀前は何年かに一度死者が出る事故になったそうですが、今は無いそうです。建物は今でも毎年何処か壊れていると言っていました。』タキタさんの言葉を伝えると、『それでも中止の選択は無いのですか、地球人は不思議ですね。』とは言ったが、モーラ博士もやっと安心してくれたようだ。通信を終えて、エリムと寝室で話をした。

エリムも毎年建築物損壊をするセレモニーがある、という事に驚いたようで、『ある意味信心深い民族なのかねえ。』と言っていた。」

 

皆様も、よい休日をお過ごしください。