このところ体調が悪くて、

色々な更新が出来なくなっておりました。

 

本日も、皆様に楽しんで頂ける事を祈りつつ、

「ジアルの日記」をお贈り致します。

 

239688日。ラフォド教授が我が家にいらしてから、今日で1週間になる。テインが余計なトラブルになるのを恐れて、ホテルではなく我が家に逗留するように勧めたのだ。毎日凄い勢いで読書し、1日に5回も本を借りて返す事を繰り返している。オデット中央図書館からも、『おかしなカーデシア人が来て変な本ばかりを借りているが、大丈夫ですか?』と我が家に問い合わせが来た。テインが『あれは少しおかしいが有能な人物だ。悪い事をする能力は全く無いに等しいから、安心して下さい。』と答えておられた。時々、エナブランやミラと話をするが、特にエナブランの事を、『私と同じようなタイプの人間に生きているうちに会えるとは思わなかった。』と仰って喜んでいる。ミラちゃんが、『私はゴットー先生と同じタイプじゃないの?』と残念そうに聞くと、『君はおじい様やお父様と同じタイプの才能を、どうもお父様より多く持っているようだね。』と評していて、エリムも本人もまんざらではないようだった。その夜、子供達が眠った後にタキタさんが急ぎの調査報告に来て、ゴットー教授と父がカーデシア本星のニュースを見ていた時、ちょっとしたカルチャーショックがあった。学校に不審者が侵入し、教師が射殺して事無きを得た、と報道しているのをタキタさんが聞いていて、 『カーデシアでは教師が銃を持っているんですか。』と聞いたので、父もエリムもテインもゴットー教授も驚いた様子だ。『地球では違うのか?ロミュランでもクリンゴンでも教師は銃を持っているぞ。不審者にどう対応するんだ?』『他の地域では違うらしいのですが、私の育ったエリアでは有史以来銃を持った不審者が学校に入った事がありません。刃物男対応はしていますが。』という返事に、また驚いたようだ。興味を持ったゴットー教授がタキタさんの育った地球のジャパン・エリアのニュースに切り替えてみると、「包丁を持った男が人質を取って立てこもっていて、警察が説得中」というニュースを報道していた。父が、『確か地球では兵役は志願制で、戦闘術を知っている者の割合は低いと聞いている。人の急所も知らない男が民需用の刃物を持って立てこもっているからと言って、なぜこんなに騒ぐのだ?』とタキタさんに聞いたら、『ちゃんとした店で買った包丁なら、そこそこ危険なのですよ。ニホンでは刀鍛冶の技術で包丁を作っていますから。』という怖い返事だった。警察特殊部隊が突入した、というニュースの展開を見て、エリムとテインは呆れていた。『どうして殺傷力がある刃物を通常の流通ルートに載せるんだ?』『買った人の大半が美味しい料理を作る為だけに使って、ヘンな用途には使わないからです。やはり切れ味がいい包丁だと美味しい料理になりますからね。』それを聞いた父とゴットー教授は興味をひかれたらしく、ジャパン・エリアの包丁が手に入るルートを詳しくタキタさんに聞いていた。エリムとテインは黙ってタキタさんの報告書を読んで書き込みなどしていたが、近いうちにニホン製の包丁を買ってくるつもりでいるようだ。」

 

皆様も、よい休日をお過ごしください。