ここ1週間ほど、酷い風邪で寝込んでおりました。
救急救命士を呼びたいような状況なのに、
仕事はバンバン入って参ります。
それでは、本日も皆様に楽しんで頂ける事を祈りつつ、
「ジアルの日記」をお贈り致します。
「2386年11月29日。
このところ、エナブランちゃんがホロスウィート「ギドゥラン戦記」と、ミラちゃんの保育器付きベッドの間を往復していると思っていたら、今日になって、1本のペンナイフを持ってきた。
『これ、なあに?』と聞いてみると、
『ミラちゃんのお誕生祝なの!』とあどけないお返事が返って来た。
『エナブラン、普通、女の子のお誕生お祝いはガラス製品なんだよ。』と父親であるエリムが教える。
『じゃ、駄目なの?』
『駄目という事は無いさ。何か硝子製品をプレゼントし直せばいい。今日はミラちゃんのお見舞いの時間が終わったら、カエサリオンさんの処に行って相談してみたらどうだい?』
『うん、そうする!』エナブランちゃんは元気に頷いた。
病院のお見舞い時間が終わると、早速エナブランはテイン探偵社の地下にあるホロスウィートに行き、イシスさんとガイウスさんの息子、カエサリオン君に何やら相談していた。何を作るつもりなのか、楽しみなような、ちょっと不安なような気がする。何しろ少々変わった子供だから。」
皆様も、良い休日をお過ごし下さい。