先月、コンテンポラリーアートを観に行きたいという息子の希望で、
久しぶりにMOCAKへ行ってきました
住所: Lipowa 4, クラクフ
お隣はシンドラー博物館
チケットは、一般20zl、割引10zl、家族43zlですが、
今年ようやくクラクフ市民カード(Karta krakowska)を作ったので
20%OFFで家族チケット34.4zl(約1000円)
カフェのコーヒー割引チケット付き!
ちなみに木曜は常設展が無料。
今回のメインの企画展はJakub Julian Ziółkowski(ヤクブ ユリアン ジュゥコフスキ)
ミュージアム入り口前の作品から衝撃的
ザモシチ(ポーランド東部)出身で、現在はクラクフ在住の画家・彫刻家
大きな作品も多く、絵画の中に彫刻?(石に描いたようなもの)がくっついていたり
↑上の作品の真ん中のオレンジ部分のアップ
人体のパーツをたくさん使っているので、少々グロテスク。
(ご両親が医師で医学書などが身近にあったことが影響しているようです)
作品を展示しながら、音楽(体内の鼓動のようなものだったり)も流れていて
曼荼羅のような雰囲気もあるし、昔の洞窟壁画のようなタッチも。
床に並べられた作品。
集合体恐怖症の方は苦手だろうなという作品もたくさんあって、
特に右側の立体作品は・・・すごい。
<<回覧注意>>
大量の指!!!!!
右下は母乳出てる。。。
これ系の作品で、鼻が大量にくっついてるものだったり、
目玉が並んでたり、耳だったり、口だったりとにかく不気味。
これは付けマツゲたくさん。
この展示会の為に制作された巨大な作品は、
一部屋の壁一面!真っ黒の部屋に照明も暗くして、音楽が流れ
クッションでごろんと寝転がりながら観れるようになってます。
左端の踊ってるやつがキャラクター感あってかわいい。
彫刻作品は、割とポップでかわいいものもあります。
お猿とか
右のはペインター
今まであまり見たことのないタイプのアーティストで、結構衝撃を受けました。
他にも、企画展や常設展にたくさんのアーティストの作品があります。
お皿いろいろ
本物の枯れ葉
真っ黒のキャンバスの真ん中に小さく f(I)=I²
クラクフ出身のDaniel Mrózさんの作品のタッチが好き
動物をかけあわせた架空の動物
作品名も動物の名前を合わせた造語。
バラバラの人形ばかりの作品は、恐怖を感じました
恐怖といえば、Tadeusz Kantorの作品も
画家、監督、舞台美術家で、演劇も狂気的
彼の美術館もクラクフにあります(Cricoteka(コチラ))←建物も芸術的
常設展のこの展示もいつも怖い。
アーティスト名忘れた・・・
右奥のマネキンが彼そのもの。
この病院風の作品も怖いし、
壁一面こんな絵が貼られている部屋も、なんか怖い!
壁にくっついた箱が空いていたので、誰かが閉め忘れたのかと思ったら
これも作品でした。
全て見終わって、いろいろ疲れたのでカフェでお茶。
そしたら、息子がZiółkowskiの画集が欲しいと言い出した
かなり分厚い画集で130zl(約4000円)もするのよ・・・
他にも、好きな画家の画集があれこれ欲しいと悩んで、
結局、今月他の本はいらないからどうしても欲しいってんで←どうせ買うんだが
買いました
Tシャツとか雑貨も存在感抜群ですね。
MOCAKは本館の周りに別館がいくつかあって、
中庭にはなぜか便器
今まで気づかなかった小さな別館Galeria reも観てきました。
これまた、謎でシュールな世界。
男性が↑山を作って登っていたり、
木の根っこをくぐっていたり。
コンテンポラリーアートって謎だわ。
ちなみに、 Jakub Julian Ziółkowskiの作品は9月24日まで観れます。