今日は、緒方選手のことでも書こうかなと思っていましたが、それよりも考えさせられるニュースが飛び込んできました。
広島市・長崎市、2020年のオリンピック招致へというニュース。
まだ検討段階なので、正式に招致すると決まったわけではありませんが、JOCのお墨付きもいるでしょうし・・・
2020広島長崎オリンピック、開催する意義は客観的に見ればあるでしょうね。核廃絶に向けたメッセージを世界中の人々にオリンピックを通じて届ける・・・・それだけでも東京でやるよりは意義が高いと思います。
ただ、実現にはいろんな課題が山積しており、財政的な問題や2都市開催など、ちょっと前途ハードかなという感じですね。
個人的にはできるもんならやって欲しいのが感想です。
ただ、元広島市民の観点から言いますと、複雑な気持ちかなぁと思います。
広島は1994年にアジア競技大会を開催しています。この経験をよくよく検証して判断しないといけないのかなぁと思います。
当時アジア大会に合わせて広島市の安佐南区というエリアの奥の方が開発されました。アジア大会まではインフラ整備も進み良かったのですが、それ以降、財政赤字が続き、広島市の税金は他の周辺市町村よりも高く、ちょっと広島市に移り住むのにも躊躇したぐらいでした。
財政赤字のため、90年代後半や00年代前半は、広島への人の流れ・都市活性化が滞る一方、福岡や仙台と言った広島と同規模・ちょっと大きい他の類似した地方都市の躍進が目立ちました。
では、一番の大義名分である「平和」という側面で、アジア大会が多大なる貢献をし得たのか?という点にも目を向ける必要があるのかなぁと思います。
広島でアジア大会を行って、世界の平和に対する考え方がどうかわったのでしょうか・・・・アジア大会の参加地域では今でも普通に紛争・内戦が行われています。広島で競技大会をやった影響力がどこまであったのか・・・・それをしっかり検証しないと、オリンピックを広島・長崎でやる本当の意味が見えてこないんじゃないのかなぁと思います。
アジア大会の時と同じように、同じテーマで同じ手法でオリンピックをやろうとしているようじゃぁ、恐らく意味ないのかなと思います。
ですので、広島市でも長崎市でも市民の負担が増えることなく、本当に世界の平和に対する考え方を根底から変えられる影響力のあるメッセージを出せるのであれば、広島長崎オリンピックは賛成です。
そうできれば、あとはいかに現実にできるかということでしょうね。東京の失敗から学び、いかにアピールできるかということが大事なのかなぁと思います。
でもグローバルで通じるコアな人物がいないですよね・・・・・三宅一生?でも、デザイナーだし、スポーツ界で誰かいないかなぁ。世界の衣笠幸雄・・・・・・無理あるなぁ・・・・
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