龍角散LOVE♡ | エリーのラヴ・ラボラトリー

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次こそ台湾ブログだと思った?

 
残念!!!
声が出ませぬ!!!の続きブログ(*´艸`*)
 
Amebaピグにて「声が出ないー!喉が痛ーい!」と、散々嘆いてると
「龍角散いいよー!」って友に教えてもらったんですよ。
「えー(棒読み)」と、めっちゃテンション低く答えたものの
あれってかなりなロングセラーだよなぁって思い返して、ちょっとググってみました。
 
 
まずは、左上【龍角散のどすっきり飴】!
これは効くよーって教わって買ったことがあるけど、イマイチ実感がなかったやつ。
でもこののど飴、水に溶かして喉をこまめに潤す方法がSNSでかなり推されてましたね。
ペットボトル500mlに対して、飴を4~5個投入して振りながら溶かして飲むらしくて
飴を舐めながら仕事出来ない時等に、かなりオススメなんですって(*´∀`*)
 
ちなみにこの龍角散のど飴は、医薬品でも医薬部外品でもなく、キャンディですから
大量に摂っても問題ない為、こう言った使い方が出回っても問題なさそうですが
これ医薬品や医薬部外品では、絶対にやっちゃダメなやつですよね。
あの手の製品は、きちんと明記されてる用法容量は守らないといけないので
試すなら食品=キャンディと明記されてるものに限りますので、みなさんもご注意を!
 
で、話は戻って龍角散で作る龍角散水。
割合的には100mlにつき飴1個なので、私はマグカップにお湯を入れて飴を投入!
お水だとなかなか溶けなさそうだし、お湯の方が刺激が少なそう?
とりあえずお湯に入れたらパリンパリンと音を立てヒビが入り、ゆっくりと溶けました。
溶けて冷めるまでの間、お湯から立ち昇る湯気も喉を潤すのにちょうどいい感じです♡
 
で、実際飲んでみたら、喉が痛いときにはスッキリ飲めて美味しい感じでした!!
でも、喉が痛くないときには全く飲みたくない感じかも??(*´艸`*)プププ
たぶんコレは、喉の為に飲む美味しい漢方薬というイメージがピッタリかもしれません。
 
ネットでは水のペットボトルで溶かすのを推してましたが、この場合の注意点として
口から直接飲む事で、ボトル内に雑菌が入り込むことに関してちょっと心配になります。
3~4時間で飲み切れるなら問題ないと思いますが、それ以上となるとどうかなあ?と。
特に私の場合は、咳き込むことが多い=雑菌や異物を排除しようとしてる?としたら
ペットボトルで作る龍角散水よりは、マグカップと熱湯で作る龍角散水の方が安心です。
デスクワークや在宅での喉ケアなら、マグカップ龍角散水をオススメします(*´ω`*)
 
さて、龍角散のど飴はたぶん初級編で、誰でも試しやすい龍角散アイテムだと思うけど
咳き込んだり、痰をどうにかしたいなら、やっぱり龍角散を使ってみたい。
でも、使い方が「舌の上に乗せて喉に塗るんだよ」なんて聞いたら
「なんて難しそうなの!?」とちょっと断念しそうになってしまい
まずは、下部のブルーの包みの【龍角散ダイレクト(ミント味)】を試してみました。
 
このダイレクト、龍角散と同じく水無しで飲む薬なんだけど
微粉末ではなく、ヨーグルトについてるフロストシュガーみたいな顆粒の薬。
淡雪みたいに溶け喉に素早く作用するというし、ミント味が美味しいと評判だから
とりあえずどんなもん?と試してみると、確かに口の中(舌の上)でさーっと溶けました。
で、その後は「のどの方に運ぶ」と、説明書には書いてあったから
「んぐっ‥んぐぐっ…」と舌を上顎に付けて、唾液をじりじりと飲み込むようにして
溶けたダイレクトを喉の方へと流し込んでみましたが、これはなかなかいい(*´ω`*)
 
味自体ミント味だけど、エリストールが含まれてるのでさらにひんやり冷たく感じます。
これはエリストールが溶ける際の吸熱反応を、上手く利用してるんでしょうね。
おかげで、ダイレクトを使うと口腔内に広がるひんやりスッキリ爽やか感がいいのです。
しかも本家龍角散と同じく、製品に含まれる微粉末の生薬が粘膜に直接作用し
喉の繊毛運動を活発化させるので、胃腸で分解吸収され血中を通るわけではないから
風邪薬等を服用してても、安心して使えるのがまたいい!!わけです。
 
と、さらっと龍角散の回し者のような宣伝をしてますが
それは友さんから薦められた龍角散の凄さを今回改めて知り、感動したからなんですよ。
なんと言ってもすごいのが、この龍角散今から約200年前の江戸中期に秋田県地方の
佐竹藩で藩薬として発明され、それから明治中期までの間、幾度か改良を重ね
最終改良された明治26年以降、約1世紀以上も変わらぬ処方で販売されてる事なんです。
 
でも流石に昭和も高度成長期中頃(昭和38年)には、この処方のままでいいものか?と
現代医学及び薬学における、龍角散の科学的な裏付けの検証を試みるため
おそらく場合によっては、さらなる処方の見直しと改良をすべく
3つの専門機関に龍角散の評価検証を依頼したところ、その全てから
「このままが最上。一切、手を加えるべからず。」
と、長きに愛され続けた経験的実証だけでなく、科学的にも証明されたそうです。
 
もー、ホントにすごくないですか?これ。
100年以上も前に改良を重ねた処方が、現代医学に通用してるなんて!!!
この事実を知ったとき、本当に久々心底感動しましたわ(*´∀`*)
 
んで、話はまた戻りますが。
これだけ素晴らしい製品なら、まずいと言われようが噎せそうと言われようが
是非とも試してみたくなったのが、本家本元「ゴホン!といえば【龍角散】」
ケースはね、可愛いんですよ、すごく。
でも、まずいまずいと言われてるから、かなり覚悟を決めて試しました。
 
 
外蓋を開けると中蓋に穴の空いたスプーンが付いていて、ほのかにお香の香りがする。
「あれ?この香りって龍脳??」と思い、もう一度調べてみると
江戸自体中期の当初は、龍骨・龍脳・鹿角霜という漢方が処方されていたそうで
これが今の「龍角散」の名前の由来になっているんだとか。
なる程、それでその名残として今は香料で龍脳が使われてるんだと思いました。
 
龍脳というのは、私にはとても馴染みのかる漢方生薬です。
2007年から手作りのお香に興味を持ち始めて十年以上経ち、今や教授になりましたが
その手作りのお香を作るにあたり、欠かせない生薬香料の一つに龍脳があります。
お線香、匂袋、練香に塗香、どれを作るにも欠かせない材料の一つなんですよ。
 
また、私が小学生から続けてこれまた師範(教授)になった書道でも、馴染み深い香りで
墨汁ではなく、硯(すずり)で磨る墨の方に着香されてるのがこの龍脳。
書を書き始める前に、精神を穏やかに統一する為には必要不可欠な凛とした香り。
昔から慣れ親しんだ、この大好きな香りが龍角散の香りに使われてました。
 
いやー、本当に素晴らしい(*´ω`*)
たとえ味がまずかろうが、なんだろうが、香りが好きだから余裕で一生愛せます!!
と、ここで気を取り直して龍角散をあの穴開きスプーンで掬い
(物理的に計算され尽くした形状は、掬う時溢さず、ひっくり返すと全て落とすのです)
舌の上でくるんとスプーンを返すと、僅かにすら残すことなく全て落としてくれる。
でも、スプーンで掬った時点というか、中蓋を開けた時点であたりに香りが拡散するので
内緒でこっそり飲むのは難しい代物ですな(笑)。
 
次に、全てを舌の上に乗せたら素早く口を閉じ、ゆっくりと舌を上顎から喉に向わせ
左右や前後に動かして塗り込むように使いますが、たとえ患部に届かずとも
ダイレクトの時同様に「んぐっ」と唾液を飲み込むよう、奥へと流し込めば大丈夫!
 
んふう〜(*´ω`*)♡
喩えみんなから、くさいだのまずいだの言われようとも、私はこの香りがとても好き♡
味も香りも、確かに香炉灰に近いと思うし、石灰?チョーク?のような気もするけど
伝統的な中医学の、吹薬の剤型(この場合は微粉末)が応用されてるだけあって
口腔内の粘膜に直接作用して、痰や咳を鎮めるから炎症も和らげてくれて楽になる。
剤型自体に効果があるのに、さらに処方成分が去痰や鎮咳作用のある生薬ばかりという
ホントにパーフェクトな完全無欠のお薬で、効果も絶大だから
良薬口に苦しで片付けましょう、いや苦くはなくて、カシュカシュしてるだけだから
「良薬とは口にカシュカシュな龍角散!」でいいんです(笑)。
 
ちなみに、龍角散の成分はカタカナで書かれた漢方生薬が書かれていて
馴染みがないからよく分からないと思うんですけど、よく見てみてくださいな。
「キキョウ(桔梗)、カンゾウ(甘草)、キョウニン(杏仁)、セネガ」
このキョウニンって、実はこれこれ。
 
 
九份に行った時にお土産で買ってきた、杏仁茶のことなんですよ。
英字表記はアーモンドパウダーとなっていますが、アーモンドではありません。
中華系の杏仁とは、杏の種の中身の事(種は核、核の中の部分を仁といいます)で
つまり、杏の種の中身がキョウニンと呼ばれる白い部分の名称なんですよね。
で、お茶と書いていますが、これは砂糖を添加してない100%杏仁の粉末で
これを鍋でお湯とよく混ぜて、よく煎じて出来たものが杏仁茶と言われています。
煎じるってつまり煮出す(煮て成分を出す)ことだけど、お湯や水に溶かしてもOKです。
 
しかし「こんな白いのにお茶なの?」って思うかもしれませんが
茶葉を使わないのにお茶と呼ぶもの、粉末をお湯で溶かすだけでもお茶はありますよ。
昆布茶はまさにそれで、あれは昆布の粉末に稀に塩や梅等味付けがされてます。
そう考えると、杏仁の粉末にお湯を足せば杏仁茶で問題なしと思えるでしょ?(*´∀`*)
 
ちなみに杏仁茶は杏仁100%なんですが、甜杏仁という商品名で売られてるものもあって
まことしやかに「苦杏仁と甜杏仁があるんです!」とか説明してる会社もありますが
甜は甘いという意味なので、甘みを加えた杏仁という商品名が正解です。
これだとたいてい、グルコースシロップと呼ばれるぶどう糖果糖液糖が使われてます。
 
そして、日本でよく杏仁豆腐の素として使われる杏仁霜に至っては
成分の多い順に表記されてることを考えると、殆どが砂糖、次いでコーンスターチ
3番目にようやく甜杏仁‥ってことは、これまたぶどう糖果糖液糖入りの杏仁かしら??
他に粉乳や香料も入っているので、肝心の杏仁は1/5も入ってないかもしれません。
 
じゃあなんで杏仁100%ではなく、添加物入りが出回ってるかといえば
杏仁だけだと油分が多いため、特に冷水ではなかなか溶けず扱いが大変ですけど
砂糖の力で、油分の多い杏仁の分散性がよくなり(サラサラと使い勝手がよくなる)
さらには砂糖の親水性のおかげで、水にも溶けやすくなるのですよ。
 
で、特に杏仁霜の場合、コーンスターチが大量に入っている理由として考えられるのは
水に溶いて鍋で加熱すると、片栗粉同様とろみが付くので、おそらくは!
杏仁豆腐のぷるんとなめらかな食感を上げるために、添加されてる気がします。
 
って、
またも関係ないのに脱線しまくり(ノ∀`)アチャー
どこまで戻ればいいんだっけ??
 
そうだ、杏仁茶。
九份で売ってた杏仁茶は、最初「甜杏仁とどっちがいいか?」って聞かれたんだけど
これってお砂糖入りだから甜?と、即時気付いた私は「甜は要らない」って答え
他の違いある?と聞いたら、「甜はこんなに塊にならないよ」って教えてくれました。
(油分があるからサラサラにはならないってのとだったんですね)
 
で、最後に「これどれくらいの割合で水に溶かすの?」と聞いてみたら
「カップにこのくらいは粉入れる、で1(粉)、2(水)、3(水)、4(水)よ、OK?」って。
つまり、作りたい分量の1/4という大量投入で作れというのですよ、ビックリでした。
でも、杏仁茶として飲むのであればその位入れた方が効果はありそう。
あ、杏仁茶の効能は咳止めや喉の痛みの緩和だそうです。
 
ちなみに、上記の会話は九份のお店のおばちゃんとの会話なんですが
英語も日本語も全く話せない方でしたけど、何故かしっかりと会話が成り立ちました。
今に思えば、どうやって会話したんだろう?ってすごく謎なんですけどね(笑)。
 
まあでも、今回の台湾旅行で杏仁を見つけて購入してきたのはホントに偶然でした。
そんなもの(?)、当初は全く買う気なんかなかったんですけど
売ってるのを見た瞬間に「あ、これ買おう!」と大量購入してきました。
まさか、その後これが含まれてる龍角散のお世話になるとも知らないで(*´艸`*)
 
と、最後まで脱線しまくりまたも長いブログになってしまいましたが
そうそう最後に一枚の写真(笑)。
 
 
龍角散もいいけど、粘膜の補修にははちみつも欠かせないので
佐賀産のレモンをよーく洗ってスライスしたものをはちみつで漬け込もうと買い込み
アルゼンチン✕カナダブレンドのものを使って、はちみつレモンを作ってみました!
また、お隣のひまわりはちみつはウクライナ産でオレンジ色の濃厚なはちみつです。
ひまわりの方は、スプーンに取ってそのままパクっと舐めてますよ(*´ω`*)
 
今回は風邪から喉の不調に変わったおかげで、またもアレコレ知識が増えたものの
漢方をはじめとする生薬や、添加物を含まない自然食品のパワーも実感しました。
まだ気のせいかもしれないですけど、声帯も少し早く回復しそうな気もします。
耳鼻科のお薬もしっかり飲みながら、止む終えずの仕事の電話も取りながら
龍角散とはちみつパワーで、なんとか早めに声帯を復活させたいです(*´∀`*)
 
今回は久々の超ろーーーんぐなブログになってしまいましたが
もしも最後まで読んで頂けたなら、誠にありがとうございますです。
そして、お疲れ様でした(*´艸`*)