日本の仏教は お葬式や それに関する行事にのみ
接し、日常的には 亡くなった家族のために 拝むだけで、
生活に密着していない。
ピーナは セブンスアドベンティスト と言って土曜教会に
入っている。
(こぶし)
土曜日には一人で教会に出席していましたが、或る日のこと
どうしてもいっしょに来て欲しいと私を引っ張るようにして
教会に連れて行きました。
マザー チャーチですから少し大きな教会でした。
入れば ピーナは お友達に声をかけて私を紹介します。
それが恥ずかしいのです。 いよいよ始まると 牧師さんは
現地の言葉 イロンゴで「お説教」をしますが 全員は静かに
耳をかたむけ、町で見る人の状態とはかなり違います。
この時だけは みんなの心が一つになるのです。
やや あって、牧師さんの言葉が急に英語になり
「きょうは、新しい兄弟がお見えです、お近くに住む姉妹
のご主人で 日本人の方です。 こんな嬉しい事は
ありません。みなさんと一緒に 祝福したいと思います」
と言いますと、嫁さんは私の腕をグッとつかんで立ち上がらせ
たので、仕方なく英語で簡単に自己紹介をしました。
突然のことでびっくりしてしまいました。
次に 私にも聞き覚えのある賛美歌の合唱です。
ピーナ嫁さんは子供の時から歌っているので大変上手
です。 私は信者になったことはありませんが、小学生
の頃、時々「日曜学校」といって教会に行った 遠い昔
を思い出しながら 一緒に歌ったのです。
歌は 「いつくしみ深き」で、英語では「What a Friend We Have
in Jesus」です。
私は 何故か急に 涙ぐみ 下を向いたところ、嫁はそれを
察し、私の手をグッとにぎりしめました。
理屈抜きに 私はこの時 ピーナの住む町が好きになり
フィリピンにも惹かれたのです。
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