尼崎のKさん、 結婚はフィリピンの裁判所で、判事の前で 「イエス」 と言っただけ
で、感動がありませんでした。
人生の大切な節目なので何か思い出づくりのために 新婚旅行として 有馬温泉に行
くことにしました。 二人きりの旅行、心がはずみます。
ピナちゃんは時々 テレビで 温泉のコマーシャルを見ていて、女性が気持ち良さそう
にお湯に入っているのを見て、ちょうど行きたかったようで、嬉しくてたまりませ
ん。 電車を乗り継ぎ、 有馬温泉駅につくと お迎えが来ています。
有馬グランドホテルにつくとその大きさに驚きました。
まず、服を脱いで浴衣に着替えます、ここで 又 嬉しいのです。
そうです、キモノス タイル になれたのです。 部屋の 大きな 鏡の前から 暫くの間
動きません。 テーブルの上には 和菓子とお茶が 用意されています。
Kさんは おいしそうに 音をたてて お茶をすすります。 そのまねをして ピナちゃん
も お茶を飲もうとしたところ にがくて 顔をしかめ、口の中のお茶を洗面で はき出し
てしまいました。
なんと、ピナちゃんは コウク(コーラの意味)がほしいといいます。
そして お饅頭とコーラという ミスマッチ が終わり、待ちに待った 大浴場へと向かい
ました。(勿論 おててつないで)。
これより先、 二人は女性用と男性用とに別れなければなりません。
お風呂のあとで 大浴場の前の 休憩所 で待ち合わせです。
Kさんは久しぶりの温泉、鉄分を含んだ (金泉)と、透明な(銀泉)、湯船につかれば
思わず 「 あーー」 と声がでました。
この温泉は 保温効果にすぐれていて 体がほてり Kさんは30分でおわり、休憩所の
ソファーで待つことに。
けれども、ピナちゃんは出てきません。 なにか心騒ぎがしたKさんは、女性大浴場
のスタッフにたずねたところ、一人の外国人女性らしい人が、バスタオルを巻いたま
ま うろうろしているそうです。 そのスタッフは少し英語が分かるらしいので、本人
に その訳を聞いてもらったら、バスタオルをして入りたいのだそうです。
ピナちゃんは テレビで見た通りの姿で入るものだと 信じていたのです。
Kさんは ( しまった 、教えてなかった )。 どうしても多くの人の中で 裸にはなれ
ずピナちゃんは 浴衣姿で出てきてしまいました。
夢ふくらませて 温泉に来たピナちゃんが とても 可哀想に思ったKさんは、急遽
家族風呂を使わせてもらうようにお願いしました。
OKです、Kさんは ピナちゃんの手をとって 小走りに家族風呂へといきました。
でも、ピナちゃんはどこへ行くのかまだ分かっていません。(何故走るのだろう)。
そんな事、今のKさんにとっては どうでも良いのです、だって、、、、一緒の湯船に
入れるのですから。
ご覧頂きありがとうございます。
一回ぽちっとお願いいたします。
