数珠

 

ひとつ前の投稿で紹介した私からの相談に、お坊さん(住職)が

次のような相談をくださいました。

 

 

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子どもさんを第一に考える、または今、子どもさんがいる家庭を第一に考えてほしいと思います。

 

週末に会えるとはいえ、子どもさんは大部分をお父様と一緒に過ごしていらっしゃいます。

 

おそらく高校大学卒業までと考えると、相当な年数です。子どもさんの主な生活の場は、お父さんとその家庭であって、あなたとではありません。

 

復縁がない限り、あなたがその家庭の中にいることはできないと思います。つまり子どもさんにとって、身近なお母さんであり続けることはできない、生みの親ではあるけれどもこれから育ての親には現状なれないのです。

 

元ご主人は新たな奥さん(子どもさんにとってお母さん)を迎えることがあるかもしれません。そうなったら、子どもさんはきっと生みの親と育ての親との間で、葛藤のようなものが生まれるでしょう。あなたとの愛着が深ければ深いほど。

 

今は別所帯となった子どもさんとその家庭。あなたができること、できないこと。したほうがいいこと、しないほうがいいこと。それは何でしょう。この先の結論はあなたにお任せします。

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『生みの親ではあるけれどもこれから育ての親には(現状)なれないのです。』

心にグサリと刺さりました。

 

それと同時に、

上の子が保育園のとき、1人で0歳から預けられる保育園を探し、

1人で見学に行って書類を揃え、

早朝に起きても横にいる元夫は寝ていてなにも助けてくれない。

雨の日も雪の日も、なんとか1人で保育園に送り届け、

疲れた体を引きずって保育園に迎えに行き、

毎日の連絡帳記入、習い事の見学、幼稚園や小学校の入学準備、

とにかく1人で必死にやってきたことが泡のように消えてしまったと感じられて、

私はフワフワと身体が宙に浮いて、椅子に座っているけれど座っていない・・・

そんな感覚が数時間つづきました。

 

お坊さんには、お礼とともに

「人生とは、どうにもうまくいかないものですね。いただいたアドバイスを、何度も思い返したいと思います。心が軽くなることが今後あるかわかりませんが、自分が「できないこと」「してはいけないこと」を胸に生きてまいります。」

こんな風に返信させていただきました。