先日フィリピンで世界最大のワニ(イリエワニ)がギネス認定されたそうですが
その大きさたるや6.17メートルとのこと。
数字にすると意外と小さな感じです。
(実物を見ればビックリするくらい大きいのでしょうけど)
よく聞く最大のワニで8メートルだの10メートル超というのは
やっぱり誇張された表現なんでしょうか?
ちなみに有名なアフリカのギュスターヴ(ナイルワニ)の場合は
計測不能のため推定6~8メートルとのこと
捕獲されればギネス記録塗り替えになるかもしれません。
ちなみに両者ともクロコダイルの仲間です。
ちなみにペットにする場合最適なワニはヨウスコウアリゲーターと
一般的に言われていますが、こちらは名前の通りアリゲーターの仲間。
クロコダイルとアリゲーターの違いは簡単に言えば…
・クロコダイル→凶暴。
大型の獲物を狙ったり、体表に温度感覚器官があったりする。
これらは陸上に適応した結果らしいとのこと。
よくテレビで見る水辺の動物を加えて引きずり込むタイプの補食をするのは
大体クロコダイルの方。当然主食は陸上生物。もちろん水中でも補食はします。
・アリゲーター→水生傾向が強い。
クロコダイルにある体表の温度感覚がないため、
ヒーターで火傷してしまうこともあるそうです。
こちらは補食は水中で行う傾向があるため、水の抵抗を減らす為、
口先も平たくなっていたり短かったりします。
魚やエビ、貝類などが主食…ただし陸上生物を襲わないわけではないので注意。
クロコダイルに比べてアリゲーターの方が原始的とされており、
ペットにするならアリゲーターの方が(大きくならなければ)オススメです。
(クロコダイルの方が賢い=悪知恵を働かせて事故になる可能性がある)
ただ、どうしてもクロコダイルを飼いたいというのであれば、
オススメするのはシャムワニです。
比較的小型(といっても3~4メートル級、
水槽飼育だと2メートル程度で成長が止まるという噂も)、
性格はクロコダイルにしては大人しめ?
成長速度もある程度調整すれば遅くできるとのことらしいです。
一応この種もヨウスコウアリゲーターと同じくサイテスⅠ種なのですが、
皮革目的での養殖もされており、商業取引もOK。
ただし、それよりも重大な問題がありまして…
養殖されたシャムワニの中には、
大型にして皮革を大量に取るため、イリエワニと交雑しているものもいるそうです。
ワニ革目的ならそれでいいんでしょうけど、ペットとしては大問題!
シャムだと思って飼っていたらイリエの血が濃くでて巨大化…
とかいったら目も当てられません。
やっぱり飼うならヨウスコウアリゲーターがオススメですね。
(それ以前にワニをオススメするなというツッコミは無しで)
おまけ:
最近モリモリ餌を食べ始めた我が家のアリゲーター
水中で器用に立つ姿は羽がないけどドラゴンの如く…
相変わらず水槽に近付くと逃げられますけどね。