富山弁の「だわだわ」と福井弁の「だわもん」を比べてみた | のぼこの庵

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ふるさと富山その他のテーマに関して私なりに調べたこと考えたことを記事にしています。
AIチャット先生との会話もあります。
大河ドラマの史上最高傑作『独眼竜政宗』(1987⇒2014再放送)と『平清盛』(2012)その他の感想も。
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「あんた何(なに)だわだわと使(つこ)とんがいね!」

 

亡き母によく叱られた気がします。

なぜか私には子供のころ「(目的のためなら)水と紙と電気はいくら使ってもいいんだ!」という考えがあって、勉強のためという名目で実行していたのですが、そりゃ叱られますわな(反省)。

 

「日本のまんなか富山弁」(簑島良二著)によれば、「だわだわ」は富山県の広範囲で使われる富山弁で、「だぶだぶで締まりが無い」こととされています。

「じゃぶじゃぶ(共通語?)」と同じように使われます。

 

「だわ」(富山弁)の意味ははおそらく「緩い」でしょう。

高岡では「だわつく」(有り余る、だぶつく、たくさんある)という表現もあるそうです。

 

一方、福井県では怠け者を指す「だわもん」という福井弁があるそうです。

用例としては、「いつも寝転んでばっかり、あんたほんっとにだわもんやなあ!」

 

「だわ」(福井弁)の意味は「サボり、横着、怠け」とのこと。 

 ・用例:「だわこかんと はよやろ!」

「だわ」(富山弁)の「緩い」にもちょっと似ています。

 

ということで、富山県でだわだわと使うのも、福井県でだわこくのも控えましょう。質素で勤勉で働き者という両県民の印象を悪くしかねません(自戒)。