いま、祈ること。
ほたるの墓、ごらんになりましたか?
アニメでは兄妹が中心のお話でしたが
実写では松嶋菜々子さん扮する親戚の久子おばさん(おねーさんにしか見えないが(^_^))中心のお話でしたね。
もちろん主人公は兄妹ですが、主役は久子。みたいな(^^)
久子がとった行動に関しては賛否両論あると思いますが
私個人としては、賛成。
というか、久子の言うこといちいちが正論だと思いました。
戦場で戦っている人だけが戦争しているわけではなく
戦時中に生き抜いていくことそのものが戦争なのだと。
人が鬼に変わるとき。それは、守らなければならない人がいる時。
愛する家族を守るためには、誰もが鬼になれると思います。
でも、鬼になれない人もいる。
それは本来、愛情をたっぷり受け、庇護されるべき幼い子供たち。
ドラマの中で、せいたが亡くなったせつこをおんぶして
夕暮れの中を歩くシーンがありました。
そのとき、昔見たある1枚の写真を思い出しました。
それは、終戦直後、
アメリカ人(だったかな?)が撮った日本人の少年の姿です。
その少年は、ちょうどせいたと同じ位の年頃で、
背中に、これもちょうどせつこくらいの幼い弟の遺体をしょっていました。
その場所はどこかはわかりませんが、
当時はいたるところが避難所となり、病院となり、遺体安置所となっていたと思うので、
そこも臨時の火葬場となっている場所だったのでしょう。
背中にしょったままの状態で息絶えたのか、
亡くなってから背負ったのかはわかりませんが
弟の遺体を荼毘にふす順番を、まっすぐ正面を見据えながら、
直立不動で待つ兄の姿でした。
その少年はまるで今にも敬礼をしそうで、
背中の弟はお国のため名誉の死だったんだと胸をはって答えそうで。
私はその写真を思い出すだけで涙が出ます。
妹がいる私は、少年の気持ちを思うと、かわいそうというよりも、
切なくて、悔しくて。
今の日本は、いろいろ凄惨な事件はあるけれど
やっぱり平和です。
国民すべてが命の危険を感じながらの生活ではありません。
でもなんだか、
戦争に向かっているような危機感を覚えているのは私だけでしょうか。
友人との別れ際に「ばいばい、またね」ではなく
「もう会えないかもしれないけど、どうか生きていてね」と言う日がくるのでしょうか。
先日、広島の平和記念館で見た光景が、
ふたたび現実にならないでほしいと祈るばかりです。