日曜に船名を貼ろうとして失敗しました。

 

シートが台紙に貼り付いてしまっていて、

 

 

台紙が表層剝離して除去できずに廃棄しましたが、

貼る前に仮置きしたらすごい違和感があったんです。

 

 

 

右舷側の船名は船首方向(右)→船尾方向(左)に文字が並ぶので、

 

 

「Siesta」→「atseiS」

 

になるんですが、違和感ありませんか?

変ですよね??

 

これじゃ読み難くいどころか、恥ずかしいまであります。

 

物凄くモヤモヤしたので周囲の船を確認したら、

逆文字列表記なんて誰もしていないんです。

 

大型船だけなのかな?

っと疑問に思ったので調べてみましたよ。
 

 


小型船舶登録規則(平成十四年国土交通省令第四号)を抜粋しますね。

(国際航海に従事する小型船舶の船名表示)
第三十八条 法第二十五条第一項の国土交通省令で定める船名の表示は、次に掲げるところによらなければならない。
一 漢字、平仮名、片仮名、アラビア数字又はローマ字によること。
二 明瞭かつ耐久的なものであること。
2 前項の表示は、両船側の船外から見やすい場所にしなければならない。ただし、両船側に表示することが困難な小型船舶については、地方運輸局長等が適当と認める場所に表示することができる。

 


極端な話ですが「国際航海」をしないなら船名表示の必要は無いんですね。

 

そして、文字列の向きに付いての規則はありません。

 

「見易くて明瞭」な文字で「舷側」に書くってだけです。


ちなみに「国土用語の基礎知識」って辞書によると
「船名を書く場所は船舶法施行細則に定められており、

船名文字は船首両舷及び船尾に書く。

また船首の右舷側のみ文字の配列を船首から船尾方向に読めるようにするため

日本語文字を右から左へと書くのが一般的

(併記する英語表記は左から右のまま)。」
 

 

っとなっていましたが・・・・・

前述の通り「船尾に書く」は法律では決まっていませんね。

 

フェリーの様に船首⇔船尾が車両ランプになっていて、

表記するスペースが無い船なんて幾らでもあるので、

辞書の間違いでしょう。

→あくまで慣例なんだと思います。

 


文字列の正逆も同様に慣例に倣っているだけと判りました。

 

 

しかも英語表記の場合は船尾側→船首側に書くので、

右舷側も「Siesta」で良いんです。

 


なぁんだ。
って訳で、船名シールを正文字列で再発注しましたよ。