巷ではキャンプブームとかで
キャンピングカーで車中泊をする人も増えている様ですね。
ある程度以上の大きさの船にはベッドスペースが取られているので、
船中泊をする人も多いですよ。
特にクルーザー系はベッドルームの豪華さを競うような風潮もありますし、
レストルームやシャワールームも備わっているので、
快適な船中泊が約束されているように思えますが・・・・・
今日は船中泊の悩ましさに付いてです。
まず寝るスペースですが、僕の船は全長8mしかないので、
大人1人が横になるスペースはあるものの、
2人目はソファーで寝なきゃいけません。
実際には大人1人+子供2人が精一杯です。
次に調理ですが、
100Vのコンセントがありませんので、
電気コンロも湯沸かし器も電子レンジも使えません。
→ポータブル電源はありますが、出力が足りません。
カセットボンベ式のコンロなら使えますが、
食器を洗えるシンクがマリーナには無いので、
焼き肉や鍋等をすると後が困ります。
→大型船ならシンクも付いていますが、僕の船にはありません。
精々がヤカンでお湯を沸かしてコーヒーを飲むくらいです。
トイレも困ります。
船にはトイレがありますが、
マリーナに停泊中の船はトイレを使用してはいけない決まりなんです。
何故って?
出したモノがそのまま海に放出されるシステムだからです。
→ヨーロッパやアメリカでは海洋放出が禁止されているので、
一旦汚水タンクに貯めて帰港して処理するスタイルですが、
日本は昔ながらの海洋投棄です。
そんな訳で、トイレの度にクラブハウスまで行くのは中々に面倒です。
ってな訳で、小型船での船中泊は制約が多いです。
もう少し大型で全長10mを超えるような大型の輸入艇ならば、
ベッドもキッチンもトイレも完備(マリーナ内でも使えるので)しているので、
船中泊も苦ではないと思います。
但し、船中泊後は一旦出港して汚水を海洋投棄する必要がありますが。
→日本のマリーナには汚水処理施設がありません。
もしウチの船でパーティーをしたいなら、
食べ物はケータリングしてもらって、
甲板で寝ても風邪引かない時期しか無理かなぁ。