花組元トップスターの蘭寿とむさんが、WOWOW「宝塚プルミエール」5月のナレーションを担当されるようですね。

蘭寿さん、かなり前だけど宙組にも在籍されてましたね…
まあ、それは置いといて…

蘭寿さん、現役時代は、スーツがよく似合う大人な芝居と、大きな体が舞台の上では更に大きく感じられる、のびのびとしたダンスが魅力的でした。

その舞台と同じように、蘭寿さんのことを「心が、広く大きい人」と言う方が多かったですね。
きっと、下級生からも慕われて尊敬されていたのではないでしょうか。

たしかに、蘭寿さんが退団するときに
「次のトップの明日海りおさんには何を望む?」
みたいな質問をされて

「みりおには良いところがいっぱいある。
みりおが一番いい形で花組を引っ張っていってくれればいい。」

この言葉、心が広く器が大きくないと口にできない言葉ですよね。

もちろん、蘭寿さんがみりおちゃんを信頼していたこともあるでしょうが。

実際に、蘭寿さんの期待に応えて、その後のみりおちゃんの人気と活躍はすごくて、花組黄金時代になりましたね。

みりおちゃんは、蘭寿さんの言葉を聞いて、きっと心強かっただろうし、しっかりと花組を引っ張って行かねば!とやる気も更に出たのではないでしょうか。

上に立つ人間って、結局こういうことなんだと思うのです。

細かいことや、ちまちましたことなんて不要で、そばから見守り、必要なときに的確なアドバイスをすればいい。

だけど、それが宙組前トップには欠けていた。
それが、宙組パワハラ事件につながってしまったのではないでしょうか。

「イジメ、パワハラはしてはいけませんよ」と教えなかったという劇団。

タカラジェンヌは小学生じゃないんだから、今更、教えるものでも教わるものでもないけれど、教えなきゃ分からないならば、教えるしかありません。

今後は、トップとして上に立つ人間の心構えも教えていかないといけませんね。
教えることたくさんで、劇団も大変ねー

宙組現トップも、花組在籍中に蘭寿さんの背中を見ていたはずですが…忘れちゃった?