『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 | 映画とテラと、時々エレナ

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愛犬テラ(故エレナ)と家族の気ままな暮らしをらくがき程度に書きためるつもりが、最近ではほぼ映画レビューブログと化してます。σ(^_^;


2021.8.22にテラを新たに愛犬として迎えましたので、ブログタイトルを変更しました。



『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
監督:武内英樹
出演:浜辺美波
      赤楚衛二
      GACKT


時は2020年、コロナウイルスが猛威を振るい日常を奪われた日本。
日本のみならず世界中が大混乱に陥る中、首相官邸でもクラスターが発生し、総理大臣が急死してしまう。
そこで政府が実行した手段は、AIとホログラムにより歴史上の偉人たちを復活させ、最強内閣を作るという前代未聞の計画だった。
総理大臣を託されたのは、“265年続いた江戸幕府を作り上げた伝説の男”徳川家康だった。
そして、官房長官には“幕末の風雲児”坂本龍馬、経済産業大臣には“最強にして最凶の革命家”織田信長、財務大臣には“空前の成り上がり者”豊臣秀吉、更には紫式部、聖徳太子、北条政子、徳川吉宗、徳川綱吉、足利義満など、通称《 偉人ジャーズ 》によるドリーム内閣が誕生したのだった……


本作は、眞邊明人原作の同名ビジネス小説を『翔んで埼玉』日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した武内英樹監督によって映画化した作品となります。

原作は未読ですが、タイトルからしてコメディとしか思えない本作、もちろんその通りではあるのですが、中盤以降はかなり真面目な話になっていき、日本の現状を暗に風刺したかのような展開を見せるなど、観る前のイメージとは大きなギャップを感じました。😳

正直言って期待していた内容とは違っていましたが、これはこれで面白かったと思います。

ロックダウンをしておきながら、給付金は対面で渡すなど、やってることはハチャメチャで突っ込みどころ満載な作りですが、そもそも誰もがそういう作品だと思って観に来ているんでしょうから問題なし。

むしろ中盤以降の三英傑を中心にした展開は、ある意味予想出来るものではあるにしろ、日本人の痛いところを突いていてなかなかよく出来ているな、と感じました。

普段政治に興味のない人にこそ観て欲しい作品かと。
あとは、政治家という肩書きに胡座をかいてるような人たちにも観せたいですね〜。😁