『スパイラル:ソウ オールリセット』 | 映画とテラと、時々エレナ

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愛犬テラ(故エレナ)と家族の気ままな暮らしをらくがき程度に書きためるつもりが、最近ではほぼ映画レビューブログと化してます。σ(^_^;


2021.8.22にテラを新たに愛犬として迎えましたので、ブログタイトルを変更しました。



『スパイラル:ソウ オールリセット』
原題:Spiral: From the Book of Saw
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:クリス・ロック
      マックス・ミンゲラ
      マリソル・ニコルズ


アメリカ独立記念日のイベントのパレードを見ていた非番の刑事ボズは、盗みの現行犯を目撃し、犯人を追いかけて裏路地へ入ると、犯人は下水道へ逃げ込む。
ボズもそれを追って下水道に入っていくが見失ってしまう。
すると後ろから突然豚の覆面を被った何者かに襲われ、気を失ってしまう。
気が付くと身体が地下鉄の線路に宙吊りにされ、彼の舌は特殊な器具で固定されており、それを何とかしないと抜け出せそうにない。
そんな状況を理解しようとするボズの目の前のモニターから録音された声が響く。
「ボスウィック刑事、ゲームを始めよう」


本作は、2004年に1作目が公開されて以降、常に世界観を拡大し続けてきた『ソウ』シリーズの過去8作品の全てをリセットした《完全なる新章》となります。

何を隠そう私は過去8作品全てを公開初日に鑑賞するほどのシリーズのファンですので、もちろん本作にも並々ならぬ期待を持って鑑賞に臨んだ訳ですが、正直ガッカリしましたね。ショボーン

シリーズ作品らしい独特の雰囲気や大まかなプロットなど、しっかりと過去の作品を踏襲していますが、ハッキリ言って“新しい殺人ギミックを思い付いたので新作作ってみました”感が強過ぎ。

とにかく脚本が浅く、シリーズを観てきたファンなら中盤辺りの“あるシーン”で犯人が分かるはず。

結構貶してますが、『ソウ』シリーズとは世界観を共有していること以外に何の接点もないので、いっそのこと別物だと思って観ればつまらなくはないです。ニヤリ

シリーズ作品の1作であるとした場合に、劣化品を観せられた気分になるってだけですので。

なので、ハードル低めで観ていただければそれなりに楽しめる作品だとは思いますので、まだ『ソウ』シリーズを未見の方にはちょうど良いかもしれません。

そんな訳なので、興味がなければ遠慮なくスルーされるとよろしいでしょう。