どうもこんにちは、夏休みが終わってしまうIkuです。

今年の夏はなんだか不思議な天気でしたね。

開幕猛暑に大量の台風、一度涼しくなり今度はW台風だとか。

 

そんな気候にやられたのか、最近ブログの更新が滞っております。

ヒ素ロジウムにはもっと更新してほしいのですが...

 

 

とまあ、誰もブログを見ていないようなので

今ならタイトルをパクってもばれない気がする!!

と考えたのが、今回のタイトルの原因です。

 

我らがリーダーりんとらの最期の記事が

6月の「ゲームコンペ2018 Part3」なのですが、

そこで紹介されたゲーム、クォーターは

 

私が作ったゲームです!!

 

という事でクォーターのCMをしつつ

 

 

既に採用が決まったこのゲームが出来るまでの歴史(浅い)を紹介しようかなと思います。

 

 

事のはじまりは5月、ゲームマーケット2018春が終わってからのことです。

もう何度目かもわからない、りんとらからの無慈悲な言葉

 

「ゲームコンペ再びやるよ~」

「全員提出してね~」

 

と。

 

ゲームマーケットも終わり、もっとゆっくりしていたかったのですが、

りんとらからの指示とあっては、サボる訳にもいきません。

 

という事で、少し考察してみました。

 

こちらの画像、ゲムマに来てくださった方はご存知かもしれませんが、

 

多数あるエレクリのゲームを

「手軽orじっくり」「運or戦略」という2軸の要素で配置したものです。

 

右上にあればあるほど、運が必要でお手軽なゲーム

左下にあればあるほど、戦略を立てるのが重要でじっくり遊べるゲーム

 

というように、一目でどんなゲームかわかるようになっています。

 

Mr.が頑張って作ってくれました。

 

 

 

しかし、このグラフを見ると少し気になる場所があります。

 

そう、赤で囲まれた範囲のゲーム

「手軽で運と戦略両方が重要なゲーム」

「戦略が重要でじっくり過ぎないゲーム」

のスペースが見事に抜けているのです。

 

という事で、戦略が重要でじっくり過ぎないゲームを考えて見たいと思います。

 

それからもう一つ

ゲームコンペPart3を既に見た方はご存知だと思いますが

 

今までのエレクリのゲームには

官能基を使ったゲームが存在しませんでした。

(せっかく用意したのに使われない悲しい..)

という事で、この官能基を使ったゲームを考えて行きます。

 

 

 

やはり戦略ゲームという事で、少し難易度が高めのものを目指したいのですが...

 

とりあえず、官能基の数と種類を数えてみたり、官能基の種類によって分類してみたりしました。

そこで解ったのですが、実は1枚のカードには最大で6種類もの官能基が含まれているんですね。

逆に少ない物は0とかでしたが(フラーレンとか)

 

 

(*゚ロ゚)ハッ!!

 

工業編60枚のうちたった3枚だけある、官能基が6のカード

それを求めて、カードを取り合うゲームなんてどうだろうか!

 

うまく調整出来れば、相手が取ろうとしているカードを考え、それの邪魔をしたり

逆に自分がカードを手に入れるためにいかに効率良く動けるか

 

そんな要素が入る戦略ゲームが出来るんじゃないだろうか。

 

 

 

という事で、一番最初に出来上がったゲームは

クォーターとは似ても似つかない戦略ゲームでした。

 

一体このゲームはどうなったのか、次回をお楽しみに!

 

 

 

 

因みに、何度か出てきた「官能基」

という単語ですが、

 

最近は特性基とも呼ばれる構造の事で、

物質の特性(水に溶けやすいとか酸性を示すとか色々)に大きく関わるものの事です。

 

例えばニトロ基(NO2)が付いてる物質はその殆どが爆発性を持っています。

 

ピクリン酸(トリニトロフェノール)とか

TNT(トリニトロトルエン)とか

オクタニトロキュバンとか

 

という感じで、官能基がわかれば、物質の特徴もわかりやすくなる

化学の重要な要素の一つなのです。

どうもこんにちは、夏休みが存在しないIkuです。

 

 

最近アンケートやら物質命名シリーズなどを書いてたせいで、身近シリーズはなんと2ヶ月ぶりですよ

お久しぶりです!

 

まずはこちらの画像をご覧ください

 

ダイヤモンド!!

 

コンブとかイルカとか凄い面白いんだけど、水没洞窟の探索は結構面倒ですね。

水中呼吸無いと、進むのもままならない...

 

と言うことで、今回は無機物「宝石」について少し紹介しようと思います。

 

最初はやはりダイヤモンド

サイエンス中野(炭素)が担当のネタな感じもしますが

 

「ダイヤモンド」の画像検索結果

ダイヤモンドは炭素100%で出来ています!

まあ有名な話ですよね

 

炭素といえば、木炭や鉛筆の芯など黒いものが多いですが、

透明なダイヤモンドも実は炭と同じように燃えます

 

600℃以上の温度と十分な酸素があると燃えて、酸素とくっ付き、二酸化炭素が出来上がります。

空気中の酸素程度だと足りないらしく、酸素ボンベなどで酸素を送らないと燃えないみたいですが

 

燃えた後は、黒焦げになるわけでもなく気体として空気中に広がっていくので、消えたように感じるかもしれません。

 

とまあ軽くダイヤモンドの話をしたわけですが、

最初の画像を使いたいという理由での登場だったので早々と次に行きましょう。

 

 

という事で、本題の「コランダム」という物質について

 

コランダム

・酸化アルミニウム(Al2O3)の結晶

・モース硬度(硬さの指標の一つ)がダイヤに次ぐ高さ

・カナダ、アメリカ、ロシア、南アフリカなど広範囲で産出

 

アルミニウムの原料にもなるという事で、もしかしたらボーキサイトと言った方が伝わるかもしれません。

(実際にはイコールで繋がる訳ではありませんが)

ツ級め...

 

そんなコランダムですが、ある不純物が入ることで宝石になります。

それがこちら

 

「ルビー サファイア ロゴ」の画像検索結果

 

 

ではなくて

 

 

「ルビー サファイア 宝石」の画像検索結果

こちらですね。

 

きれいな赤色をしたルビーですが、

先ほどのコランダムに1%程度のクロム(Cr)が含まれるとこんな色になるそうです。

ここからクロムの割合が減るとピンク色、増えると黒っぽくなり、宝石としての価値はどんどんと下がっていくそうです。

最終的に5%を超えるとエメリーという名前に変わり、工業用の研磨剤として使われているとか。

 

そしてこのルビーは面白い特徴を持っています。

普通物質に色があるときは、その色の光以外を吸収する性質があります。

例えば、ほとんど光を吸収しない物質は白、逆に吸収する物質は黒に見えます。

 

なのでそもそも当たる光に色が含まれていない場合、正しい色がわからなくなります。

赤色灯青色LEDなど、白くない光の中では顔色が変に見える経験があると思います。

 

しかしこのルビー、赤い光が一切ない状況でも、赤く輝きます

ほんの少しだけ含まれるクロムがの光を吸収し、赤い光を放出する性質があるからだそうです。

 

たとえどんな光のもとでも、常に赤く輝き続ける

まさに宝石という感じでしょうか。

 

 

 

ちなみにサファイアの方はもう少し簡単です。

 

定義としては

宝石として価値のあるコランダムの中で、赤くないもの

だそうです。

 

つまり青くなくても、綺麗なコランダムならサファイアです。

まあキレイな青である方が宝石としての価値は高いようですが。

 

 

 

という感じで、3種類の宝石についてでした。

 

酸化チタンとかで少しだけ無機化学要素を入れてみましたが、いかがだったでしょうか。

 

それではまた次回!

皆さん…大変お待たせいたしました…
御砒素氏です!
約1ヶ月ぶりですね…大変申し訳ありません!リアルの研究が忙しかったので記事を書く時間がありませんでした…
私砒素は元々ヒ素の研究をしようとしてたのですが(ややこしい)先生に「いやヒ素なんて研究出来ないよ?」と言われてしまい渋々お茶の成分について研究することにいたしました。

こんな風にお茶いれて和んでます(ちがう)。


話がそれましたねびっくり
今回は少しいつもと趣向を変えていこうと思いまして、どんな物質もたくさんとり過ぎると体には毒になります。じゃあもし酸素が毒になると言ったら…

おかしいですよね!だって酸素って我々が生活していく上で必要不可欠ですよ!それもとり過ぎると毒なのか…
そんなこと言われたら世界中の全ての物質が毒に見えてきますよね😅 そもそもスポーツ選手とかが酸素吸ってるのは大丈夫なのか?!とか思いますよね?
今日はそんな身近で必要な酸素ですら毒になり得るということを解説させていただきます!(決してネタ切れじゃねぇからな)

酸素と言えばO2ですね。物を燃やすのにも我々の呼吸にも必要なわけですが一体どれくらいの濃度が毒になるのでしょう?
そもそも私たちの周りを取り巻く空気の中には約21%酸素があります。我々は普段21%の酸素で生活しているわけですが、まずはスポーツ選手が吸入している酸素ガスと言われるものの濃度を考えましょう。


実は物にもよりますがなんと99%と非常に高い数値になっています。「いやいやいやいや、酸素毒なんかじゃないやん?」とか皆さん思いましたよね?これは短時間だから大丈夫なんです。
そもそもなんで酸素が毒なのかよくわかりませんよね。それを説明するためにはまず我々がなぜ呼吸で酸素を消費しているのかを考えるところからいきましょう。 
理由は単純です。酸素の反応性が高いからエネルギーを取り出しやすいからです!しかし考えてみてもください。反応性が高いからエネルギーを取り出しやすい←わかる
反応性が高いと言うことは…体のほかの成分とも反応しうるということでは?!
ここで少し思い出してもらいたいものがあります。
今まで私が紹介してきた毒物は体の特定の酵素と反応して毒性を発揮するものが多かったと思います。(ここで過去の記事も読んでねと言わんばかりに宣伝していくぅ!)それが無差別に反応していくとなったら…もう恐ろしさがわかりますよね…では具体的にどれくらいの時間どれくらいの濃度で吸っていたら危ないのかをざっくりと…と言いたいところなのですが実は濃度だけが問題じゃないんですね。これは気圧も大きく関わってきます。「なんで?」と思うかもしれませんがこれにも理由があります。そもそも酸素の毒性には酸素の分圧というものが関わってきます。酸素の分圧は「酸素濃度×気圧」で求めます。つまり酸素濃度が高くても気圧が低ければ短時間は大丈夫だし酸素濃度が低くても気圧が高ければ酸素は人体に毒になるということです。

ではどんな症状が出るのか?
意識喪失、痙攣、呼吸困難、網膜の部分的剥離、溶血、心臓、肝臓、分泌腺の損傷
簡単に言いますと気を失ってピクピクして息が出来なくなって目の中のレンズが外れて赤血球ちゃんがぶっ殺されて臓器もボロボロといった感じですね…
恐ろしい…
この状況に陥りやすいのがダイバーですね。深い海に潜るとそれだけで気圧が上がるので酸素分圧が上がってしまうんですね…
まぁ我々が普通に生活してる限りそんなことはまず起こり得ませんけどね!
とまぁそんなわけで身近にあるけど実は猛毒酸素のお話でした。