「普段私たちは、効率を考えて行動することが多いですね。一度に二つのことができれば、効率はあがります。ドアを両手で閉める時間があったら、後ろ手にバタンと閉めて、次の作業に入った方が効率的ですね。効率を求める考えは、「それにどんな意味があるのか」「何の役に立つのか」という考え方とつながっています。
ドアを丁寧に閉めての役に立つのかときかれれば、確かにあまり役には立ちません。その分の時間をもっと「意味のある」ことに使えば、時間がもっと有効に使える気もしてきます。意味のあることをたくさんした方がいいと思うと、一つの動作にかける時間は短い方がいいことになり、そうすると一つ一つの動作はだんだんぞんざいになってきて、気持ちには焦りが生じてきます。
たくさんのことをやっているはずなのに、生活からは豊かさが失われていきます。ミヒャエル・エンデの「モモ」というお話をご存知ですか?時間泥棒に時間を節約するようそそのかされて、実際は時間が盗まれて毎日の生活に気持ちの余裕がなくなってしまう、というお話です。」
(URL:http://homepage3.nifty.com/chokosera/zen/zen2-1.html)
効率的に生きようとすると忙しくなる。
時間という縛りから離れなければならない。
一挙手一投足をぞんざいにあつかわないこと。