このたび脱退しました村上よりメッセージが届いています。
【虹の素に寄せて】
思い返せば2011年の12月。高校2年生の時に、区民ミュージカルで出逢った、ライバル的存在だった
主宰の熊手竜久馬に一緒に芝居しようと誘われ、
虹の素#01公演『Merry-go-round』
に出演してから約4年が経ちました。
この4年間という時間の中で#01~06公演、♭01~03公演、青少年のための芝居塾と10回も本公演に関わり、その全てに出演してきました。
他にも、劇王や絵本劇場や朗読劇、ミュージカルレビューなども色々ありました。
こうして振り返ってみると、演劇的に実に充実した4年間ですね。
本公演出演に関しては、
全てコンプリートをしているのは僕だけなのでそれは唯一の自慢かな。笑
さて、虹の素も、当時いた旗揚げメンバーからどんどん人が入れ替わっていきました。
時には僕と熊手くんの2人だけになったことも。
あの頃は2人だけでも、作・演出から制作、大道具、小道具、舞台監督までやりながらも役者として出演していました。
正直大変でしたし、もう辞めようかと2人で話していた時期もありました。
虹の素は実に色んな才能に溢れる人が沢山出演してくれ、関わってくれました。
そしてその顔ぶれもどんどん変わっていきます。
それが劇団として良いことなのか、良くないことなのか、賛否両論はあれども、
虹の素という団体は、若いながらも毎回、挑戦、模索し、どんどん進化している劇団だと自分は思っています。
だから人も進化、成長していくし、それについて来れなかったり違う道を歩んでいく人もたくさんいます。
でも、それは当たり前のことなのです。
今回は僕もその1人。
2016年からはもともと所属しています劇団ひまわり一本で舞台活動をしていきます。
僕が小劇場界で活動する劇団で所属したいと思うのは、きっとこの先、虹の素以外にはないでしょうし、作品・脚本的にも虹の素ほど暖かく、繊細で、心が動いて、美しい舞台には、
この先、なかなか出逢うことはないのかなと思っています。
もしあるとしたら、その作品・舞台には自分が関わっていたいなと思います。
これから先は、虹の素のファンとして、そして同じ神奈川演劇界のライバル・同志としてお互いの道を進んで行けたらなと思います。
今まで本当にありがとうございました!
これからも虹の素を、村上裕亮をよろしくお願いいたします。