カナダに来て一番最初にお友達になってくれたのがBrian.
おうちにおいでよとお招きいただきました。
聞けば8エーカーの土地に住んでいるとのこと、
8エーカー??????
想像ができません。
東京ドームが約11エーカーなので、
Brianのおうちがどれぐらいひろいかはご想像にお任せします・・・・・・
ほんとに、ひろい土地、でした。
家は彼が手作りで最初に建てた小さな家と、
そのあとに建てた家と2件あって、犬が1匹、猫が3匹と
奥様とお子様二人で暮らしています。
バンクーバーに行った際に「ここは東京なの?」と思ったぐらい
高層ビルと人の群れ、そしてたくさんのお店がありましたが
私たちの住む島でもビクトリアやナナイモのような都会では
コンドミニアム(こちらではマンションをそう呼びます)がいっぱいです。
でも、私たちの住む町ではまだ高層のコンドミニアムはなくて
フロントヤードとバックヤードをもつ家がほとんどですが、
このお宅のように何エーカーという家もまだまだたくさんあります。
彼らの子供たちは学校へ行っていません。
ホームスクールと言って家で学校の勉強をするシステムもあるのです。
自然がいっぱいの家で野菜や果物を育てながら
自分のペースで勉強をすることは
得意科目を伸ばしていく教育に必要なことだとBrianは言います。
興味を持ったことを伸ばして、興味を持ったら学べばいいんだよ、と。
こちらでは計算が苦手な人が多いです。
日本ほど算数や数学をさんざん子供たちにやらせないのかな、、、と
もちろん、九九もありませんし。
でも、それが普通なので計算ミスぐらいで怒ることはありません。
人には得意と不得意があっていいし、
不得意を悲観することはないし、得意なことに胸を張ればいい、と。
確かに一般的な常識は必要なのかもしれませんが、
すべての教科をすべての生徒が一応に学ばなければいけなくて
一つの教科が良くても、ほかの教科が良くないと順位が下がる。
それで点数をつけて順位をつける日本の教育は
何なのかしら・・・と改めて考えさせられます。
うちの長女ちゃんも数学は学年で3位以内に入ることもできますが、
国語が平均点以下なので、全体順位が10位以内になるのは難しかったです。
でも「いいんだよ、点数でなく、自分としてできるだけ努力できたかどうかが大事」と
いつも私は言っていましたが、それでも「ママは順位を気にするでしょ?」と
鋭い指摘も頂いていたのは事実です。
点数でも順位でもない、「人としての豊かさ」
今の日本でどうやって手に入れればいいのか?
どうやって教えたらいいのか?もどかしかった私は
なぜカナダに子供たちを連れてきたのか?
子供だけの留学に終わらせず、自分も一緒に来たのか?も
そのあたりの理由もあります。
自然の中で育った子供たちは素直でかわいい。
庭の木にぶら下がっているブランコに乗りながらキャーキャー遊んで
自分たちで育てた野菜をつまんだりして
本当に自然と共存しています。
ディナーはもちろんサーモン。
Brian自らがオーブンにいれて作ってくれました。
食事のあとは庭でたき火をしながらギターを弾いたり歌ったり、
子供たちはたき火でマシュマロを焼いて食べました。
お隣のおうちもこれがまたひろくて、庭でペットの白馬を2頭飼っていました。
馬好きの我が家の娘たちも「すごい!すごい!」って嬉しそう。
どこの国も都会は同じような生活になってきている今日この頃。
自然と共存して、自分たちらしい生き方をする彼らと出会えたことは
私たち家族にとってとても勉強になりました。
もしも国の経済状態などがうまくいかなくなった時に
一番幸せに暮らせるのは彼らみたいな自然と共存できる人たちだよね、と
夫は言いましたが、私もそう思います。
何もかもたやすく手に入る日本で、便利な生活を体験していると、
いざというとき、どうやって暮らすのか?
電気やガスがなくても生きていけるぐらい、
食料がなくても自分たちで作れるぐらい、
たくさんお金を稼がなくても幸せな気持ちで生きていけるぐらい
「自然と共存する」生き方を学びたいと思いましたし、
子供たちにもその気持ちが伝わればいいなぁ・・・。