お箸の歴史 | ~マナースタイリスト 伊藤 朋江~プロトコールマナーでエレガントに

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マナースタイリスト、伊藤朋江です

 

 

 

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西洋料理のナイフとフォークとスプンがセットで使われるようになったのは

 

今から200年ほど前から。

 

 

 

それに伴い、テーブルナプキンも使われるようになり

 

テーブルマナーが誕生しました

 

 

 

それに対して日本の箸の歴史は大変古く

 

遣隋使の小野妹子が持ち帰った箸を

 

聖徳太子が朝廷で使い始めたことから

 

箸の歴史は始まっています

 

 

 

つまり、世界のほとんどの地域において

 

まだ手掴みで食事をしていた時代に

 

日本では既に「箸食文化」が形成されていたのです

 

 

 

そして13世紀には

 

食事の際には肘をつかない、音を立てないなど

 

和食の作法の概念が出来上がったと言われています

 

 

 

江戸中期には衣食住が落ち着き

 

庶民の間でも、花道、茶道、囲碁、将棋などとともに

 

「重宝記」というマナー教本が普及します

 

ここに食事の作法もあります

 

 

 

 

和食は箸を使用するので、昔から箸づかいは躾の基本とされ

 

箸づかいを見ればその人の育った環境や人柄まで理解できると言われていました

 

 

 

箸づかいには厳しい作法が定められています

 

「禁じ手」とも言われる、してはいけない箸づかいは

 

実に80近く存在し

 

「涙箸」「迷い箸」「刺し箸」などはその代表です

 

 

 

加えて「和食は箸に始まり箸に終わる」とも言われます

 

「箸先五分、長くて一寸」という言葉もありますね

 

箸は汚しても良い部分は箸先から約1、5センチということです

 

 

 

嫌ならしなくても良い、美味しければ良い、楽しければ良い、など

 

「なんでもあり」の今では考えられないことだと思います

 

 

 

 

箸づかいをはじめ、和食の作法の素晴らしさは

 

長い歴史や豊かな内容に加えて

 

他者に不快感を与えないという「思いやりの精神」が

 

その基本理念にあるということです

 

 

 

礼儀作法も箸づかいも

 

難しいとか窮屈と思われがちですけれど

 

思いやりの気持ちを具現化したものと捉えると

 

大変身近に感じられるかと思います

 

 

 

この点が西洋料理のマナーとは基本的に異なり

 

だからこそ先人は「箸づかい」を躾の基本としたのでしょう

 

 

 

親は子供に対して

 

思いやりのある子供に育ってほしいと願うものですけれど

 

そのためにも親が和食の作法を心得ておくことが大切です

 

 

 

美しい食べ方、美しい箸づかいができることは

 

なによりの財産になりますよ 

 

 





 

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