みなさま、ごきげんよう
マナーは人生を彩るエッセンス
マナースタイリスト、伊藤朋江です
オンラインマナーレッスンのお知らせは
日本は、世界屈指の長寿国となりました
裏を返せば高齢者の多い国、ということにもなります
高齢化率が21%を超えて超高齢化社会になっていますから
次に訪れるのは「多死社会」ということですね
これからは多死社会への対応が求められますが
どのように「死」を迎えるのかを考えておく必要があるでしょう
死は避けては通れませんから
プライベートでも仕事でも
お世話になった方々との死に直面する機会が必ずありますね
そこで本日は
改めて弔事に関してのマナーをお伝えいたします
まず、一般的に弔事の知らせは
その通知を受けた人が、必要と思われるところへ知らせ合う、というのが
しきたりです
ですから、お通夜に出席するかどうか判断に迷った時は
先方が日時や場所を明確に教えてくださったのなら出席し
内輪で済ませると言われた場合には遠慮して良いと考えます
都合により、お通夜だけしか出席できない場合は
お香典を持参しましょう
また、結婚式と葬儀が重なったときには
葬儀を優先するのがマナーです
ところで、現代の日本では
「弔事」=「黒い喪服」というイメージが定着していますが
日本は、かつて喪服といえば白でした
昭和40年代に、某既製服メーカーが
「冠婚葬祭これ一着で大丈夫」
というキャッチフレーズで発売した略礼服が流行り
それが婦人服にも飛び火して
日本の葬儀は黒、となったようです
昔は「死」が大変恐れられていましたが
現代では、死を悲しむだけでなく
旅立ちとして捉えるようになってきたように感じます
仏式、神式、キリスト教式などにより
葬儀に対する捉え方は異なりますけれど
どのような形式にせよ
お通夜や葬儀、また法事に出席する上で大切にしたいのは
個人の死を悼み、遺族をいたわる思いやりの心ですね
また葬儀は、その当事者本人が取り仕切ることのできない儀式です
そして葬儀には、その人の人生そのものが見えてくるものです
「終活」という言葉を耳にするようになり久しいですが
自分の生き方や在り方について
いつも心に留めておきたいものです
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