給料と待遇改善で人手不足は解消するのか? | 電磁砲発射!

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 先ほどニュースを見ていたのですが、今年は春闘の集中回答日前に満額回答する企業が増えているそうです。例えば自動車でマツダは月額1万6千円で1回で妥結だそうです。やはり人手不足の影響が出ているようですね。

 近年では見られなかったストライキを行う労働組合も増えてきました。かつての国労や動労の負のイメージが強かったストライキですが、ここへきて賃上げや人材確保の交渉を行うための手段として利用されているようです。

 

 さて、題名の件です。これはもう何度も言っているのですが、賃金を上げて待遇を改善しても必ずしも人手不足が解消するとは思えません。今や1万円や2万円の賃上げていどでは賢い労働者は集まらないでしょう。また、週休3日制も検討されているようですが、週休3日制を導入したとしてもそういう企業に人が集中するとも思えません(はじめは集まるかもしれませんが・・・)。

 また、企業としても賃上げや労働環境改善はある程度はできても、恒久的に行うことは不可能と思います。

 

 最近の若年層に多く見られることですが、ワークライフバランスとくにプライベート時間確保に非常に大きなウェイトがあり、そのためには給料はそこまで高くなくてもいいのです。この考え方を突き詰めてたどり着くのはホワイトカラーの職場で妥協するスタイルです。これらの層は今の賃上げ報道をどのように見ているのでしょうか?気になりますね。

 同時に現在の日本は少子高齢化のため働き手は減少しています。よって、人手不足感はこれからますます増加すると思われます。今後これらの不足をAIやロボットで代替しようという動きもありますが、果たしてその程度で現在の人手不足は解消するのでしょうか?Youtube見てると「AIやロボット使った産業はこれから人はいらなくなる」みたいなことを言っている人もいますが、私はこのような考え方に懐疑的です。もっとも私も具体的な解決策があるわけでもありませんが・・・。

 

 今回は以上です。