今日の1曲
BUCKCHERRY/
DON'T GO AWAY
20世紀もカウントダウンに入った1994年に、NIRVANAのカートコバーンが自らの意思で世を去った。
ロック界においてその影響は計り知れない。
同時期には、一世を風靡していた、ガンズアンドローゼズを筆頭とするLAメタルのビッグバンド達も次々と旗を降ろし、ロックシーンには大きな空白が空いていた。
それだけに、この頃から新たなロックスター達が、歴史に習うように、または歴史を否定するように、かつてなかったジャンルを確立していく。
LIMPBIZKITやKORN、INCUBUSなどがロックとヒップホップを掛け合わせ、とどめを刺すように、後発のLINKINPARKがミクスチャーというジャンルを切り拓いた。
NICKELBACKやCREEDやLIFEHOUSEは、モダンロックと呼ばれる歌曲への原点回帰を果たした。
oasis、TRAVIS、RADIOHEADというイギリス勢は間も無くCOLDPLAYを産み出し、後にhavenやkeenといったナイーブなロックへバトンをつないでいく。
ガレージロックバンドブームもしかり。
ストーナーロックもしかり。
ニューウェーブの中には、「オレならロックをこう捌く!」というような肩肘張ったバンドが次々と台頭していた。
そんな中、BUCKCHERRYはとても普通だった。
先人から受け継いできたロックをそのままこなしていた。
それゆえに、この頃、僕の中で一番光っていたバンドである。
僕の大好物は、コテコテロックバンドのバラード曲だ。
あくまで縦ノリで構成されたロックアルバムの中の、センチメンタルな1曲。
ライブにおいての一瞬の息継ぎ。
BUCKCHERRYはまさに、AC/DCやAEROSMITHが闊歩して来た王道を歩んでいる。
NIRVANAロストのロック界で、脇道にそれず、むしろ堂々と正道を歩んできた誇り高きバンドだと思う。
