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Blankey jet city
冬のセーター



BJCを嫌う人、ことにベンジーこと浅井健一を嫌う人の意見は一様だ。

歌詞が気持ち悪い。

歌がヘタ。

ファンだから擁護するわけではなく、これは完全に誤解による不当評価だ。

まずブリティッシュロックを思い起こして欲しい。

ビートルズでもストーンズでもオアシスでもいい。

かの偉大なる殿堂入りバンドのシンガー達は、はたして、伸びのあるハイトーンや胸を震わせるようなビブラートで切々と歌い上げるようなヴォーカリストだろうか?

演歌には演歌の、オペラにはオペラの歌い方があるように、ロックにはロックの歌唱法があるのだ。

浅井健一は下手でも音痴でもない。

歌詞もまたしかり。

ベンジーは正統派の詩人だ。

とはいえ、文学的な歌詞は時にリスナーに違和感をもたらせる。

たとえばマーシーなんかもそうだ。

得てして文学的な歌詞というのは、"曲"にはなっても"歌"にはなり難い。

決して通好みの音楽というわけではなく、そのあたりを知ってて聞くと、きっとBJCへの偏見や違和感はすっかりなくなると思う。