こんばんは、大島へぶんです。
今日の朝早くから衝撃的なニュースが飛び込んできました。
プリンスが亡くなった!!
今現時点もまだちょっと信じられません。
僕にとっては特別なアーティストの一人です。
バンドを始めた頃に「パープル・レイン」のアルバムが出て、映画も観て好きになりそれ以降かなり聴いてきました。
僕の考えるプリンスの魅力はアンビバレンス。
美しさと醜さ
聖なる至高さと下世話さ
喜びと哀しみ
愛されたい欲求と孤独への欲求
生と死…
何かそういった相対するものを同時に表現している人だと思います。
それは僕が表現…アートに求める大きな要素なのです。
具体的な音楽面だとジェームズ・ブラウンのような1コードでグルーブする曲があれば美しいコード進行のバラードも書ける。
アバンギャルドな面もあればキャッチーでポップソングもある。
R&Bの王道のような曲からゴリゴリのハードロックまでジャンル的には殆どなんでもあり、でもニセモノ臭さがない。
バンドも初期のころから白人も黒人も男女も関係なくメンバーにしていました。
レコーディングもライブ・パフォーマンスも完璧。
マルチ・プレーヤーですがギタリストとしても超一流でした。
それだけ何でもできちゃって凄いのに嫌味な感じが全然しないのが不思議なんです。
背が低いことなど、結構コンプレックスの強い人だったという事を聞いたがあるのですが
何か垣間見れるナイーブさが僕にはすごくチャーミングに感じていました。
やはり今夜はこの歌で紫の雨に打たれて彼の死を悼むことにします。
でも57歳なんて若すぎるよ…