こんにちは、大島へぶんです。
いつも楽しく読ませて頂いているミュージシャンの皆見つかささんのブログでニューミュージックについて語られていました。
皆見つかささんのブログ
ニューミュージック世代が当時を語るぞー!
皆見つかささんより僕はちょっと歳上なのですがやはりニューミュージックをリアルタイムで聴いてきたほぼ同世代。
とても興味深く読ませてもらいました。
僕が音楽を始めた頃の日本の音楽シーンの話で僕自身の音楽体験の原点ともいえるので僕もニューミュージックのついてちょっと書いてみようと思います。
僕がギターを弾き始める前小学生の時、吉田拓郎さんの「結婚しようよ」を聴いた時それまでラジオやテレビで流れていいた歌謡曲とは歌とは何か違うものを感じました。
僕の認識の中ではそれがニューミュージックの始まりだと思っています。
当時はまだその言葉はありませんでした。
やはりフォーク・ソングと言われていたと思います。
吉田拓郎さんもそれ以前は今でいうインディーズみたいなアングラ的なフォークシーンから出てきたのですが
♪僕の髪が肩まで伸びて 君と同じなったら♪
なんて歌詞はそれまでのフォークにはなかったと思います。
歌謡曲の方からみてもその歌詞といいサウンドといいかなり衝撃的だったでしょう。
それからかぐや姫やさだまさしさんのいたグレープなどがヒット曲を出すようになってフォーク・ブームの到来です。
当時は歌謡曲も全盛でテレビでは歌番組もたくさんあったのですがフォーク・ソングは主にラジオ、深夜放送を中心に盛り上がっていったと思います。
中学生くらいの僕は家族で見るテレビから流れてくる歌謡曲とは違う一人夜中に聴くラジオから流れてくる音楽の世界にどんどん引き込まれていきました。
それらの音楽は歌謡曲とは違って自分達で作った歌を自分たちで歌う自作自演が基本でした。
このあたりから歌手と作詞、作曲家が分業している歌謡曲とちがう流れが出てきます。
吉田拓郎さんも森進一さんの「襟裳岬」など歌謡曲の歌手にも楽曲提供してヒットするなど作家としても成功します。
歌謡曲しかなかった日本の商業音楽の世界にフォークソングから出てきた歌手を中心とする新しい流れがでてきたわけですね。
ただもうサウンドも歌詞もフォークという枠には収まらなくなってきたのでニューミュージックという言葉が生まれてきたのではないか…というのが僕の見解です。
やはりこの頃デビューしたユーミンはまったくフォークっぽくなくてニューミュージック(新しい音楽)という言葉そのものだった印象があります。
ちなみに「四畳半フォーク」という言葉はユーミンが作ったと自分で言っていましたね。
自分の音楽は「四畳半フォーク」とは違うという事を言いたかったのでしょう。
当時フジテレビで「ニューミュージック・スペシャル」という番組があって楽しみに観ていました。
この番組でユーミンが「中央フリーウェイ」を歌ったの観た時とCharさんを見た時の印象は忘れられません。
Charさんに関しては「なんかギターにレバーがついていて音がギュィーンとなる!あのレバーはなんだ?」というその後の人生を誤ってしまうほどの衝撃体験でした。
もう歌詞とかメロディーとかじゃなくてギュィーンしか覚えていません(笑)
この番組の映像残っていないのでしょうか?Youtubeなどで探がしているのですがないんですよね。
この番組の資料自体ネット上で殆どないんです。
四人囃子や憂歌団も観た記憶があります。
ユーミンを聴きこむうちにバックミュージシャンの松原正樹さんや鈴木茂さんにも興味を持ちジャズやフュージョンなどインストメンタルの世界に入り込んだり
ニューミュージックという言葉をキーワードにする入り口から僕は音楽の深い深い世界にはまり込んでいきました。
ニューミュージックの流れはその後Jポップと呼ばれるもののになっていったのだと思いますが
この言葉の生まれたころの70年代の日本の音楽シーンはとても刺激的なものでした。
この頃の活躍していたアーティストの方はいまだ第一線で活躍中の方も少なくありません。
僕にとってはニューミュージックというのは音楽のジャンルというよりフォーク、ロック、ポップスをひっくるめた日本の音楽シーンの大きな流れのことをなんです。
この頃の音楽をリアルタイムで体験できたのは物凄い幸運だったと思っています。
大島へぶん ライブ情報
4月29日(祝金)bar YaYa ebisu
YaYa's fusion night Vol.83
出演:大島ヘブン
Meme
桜井俊也
華楽京&Nobu-G
19:00スタート
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4月30日(土)新橋ZZ
9年目の浮気ぐらい大目にみろよ~
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