各政党がこぞって脱原発を訴えていますが、脱原発を実施するために何をすべきか?
一部では再生可能エネルギーとかなんとか言ってますが、未だに実験段階のものが多く、実働まで何年かかるかわかったものではないです。原発施設の廃炉についても同様数十年単位での時間とコストがかかります。
ほとんどの原発が停止している今、なぜ電力が足りているのか?
それはLNG(液化天然ガス)による火力発電所をフル稼働させているからです。
原発停止分の電力を賄うために、なんと今の日本は世界一の天然ガス輸入国になっています。
2012年エネルギー白書がまだ出ていないため、2011年の天然ガス輸入量データを出します。
1 日本 1070.0億立方メートル ←原発18機中1機のみ稼働
2 アメリカ 981.0億立方メートル ←原発140機中103機稼働中
3 ドイツ 840.0億立方メートル ←34機中4機のみ稼働(フランスから電力購入)
4 イタリア 608.0億立方メートル ←原発なし(フランス・スイスから電力購入)
5 韓国 493.0億立方メートル ←原発13機フル稼働
他国から電力供給を受けることができない日本は、現時点ではエネルギー資源を輸入して自家発電するしか道はないのです。超円高の現在ですら莫大な量のLNG輸入と輸出の大幅減少で2011年以降貿易赤字の状態が続いています。
ちなみにLNGには高い関税がかかっており、1トンあたり1040円が課せられているのです。
LNG1400立方メートル=1トンなので、税金だけで年間7600億円となります。
自民党が推奨している金融緩和とTPPによる関税撤廃でどれだけ相殺されるのかはまだわかっていません。しかし、TPP参加により少なくとも税収が7600億円減り、現在1ドル80円前後の為替相場が120円程度まで下がれば輸入額は5割増しとなることが容易に推測されます。石油・石炭・LNGの総輸入額は22兆円にも達しているのです。単純計算で5割増しなら33兆円となります。
一方原発の廃炉コストは30兆円と試算されているようです。
一般会計の税収額は約40兆円。脱原発を提唱している政党はそこまで考えて主張しているのか甚だ疑問と考えているのは私だけでしょうか。