最近はあまり出番の無くなったオープンリールテープデッキ:TEAC A-7400ですが、自立脚が破損していたのが判明したので、自分で修理する事にしました。ヤフーオークションにはTEACのテープデッキ用のプラスチック製の製品が出品されていますが、プラスチック製品は長い年月の間には必ず劣化してしまうので、今回木材を使用して自作する事にしました。

 

         

 

オリジナルの自立脚の寸法は18㎜x20㎜ⅹ200㎜でしたが、地震等による転倒対策のために、前後に5㎜ずつ長くし、全長を10㎜長くすることにしました。

 

ユニディというホームセンターの端材コーナーで、硬くて重量物の脚として使えそうなものを探していたら、月桂樹の端材が1000円位で有ったので購入し、20㎜X20㎜ⅹ210㎜にカットしてもらいました。

 

月桂樹は淡褐色から赤褐色で晴褐色の模様または黒色の條斑があるため、美しい杢目があらわれる木です。比重は0.74-0.96と大きく、強靭で硬い良材で心材の耐久性はやや大の木材です。切削・加工は普通の通直木材では容易であるが、交錯木理の場合は困難です。表面仕上は良好ですが、乾燥がやや困難なのが欠点との事でしたが、30㎏近いテープデッキの脚用の木材として最適と判断しました。

 

 

   カットした月桂樹の端材と破損した自立脚

 

オリジナルの自立脚は先端部にクッション材が埋め込んであるのと滑り防止の薄いゴムが貼ってあったので、製作する自立脚の両端にも厚さ5㎜のゴムシートを貼り付ける事にしました。

 

使用するゴムシートはWAKI 環境配慮型ゴムシート 粘着付 厚み5X巾30X長さ300(mm)クロを予定しています。

更に他の木材を使用したものも同時に製作しています。こちらは、月桂樹ではなく、ホワイトオークの木がホームセンターで入手できたので、この材料で制作してみました。月桂樹よりは軽く,柔らかいのですが耐久性はありそうです。

2組制作して、一組はヤフーオークションに出品する予定です。

TEAC A-7400は側面に木製のサイドウッドが付いているので、干渉を避けるための切り欠きを設けています。下記に加工途中の自立脚を示します。

 

 

 

 

後は端面をやすりで加工して、黒色塗装をして、ゴムシートを張り付けて完成予定です。