映画ざんまいの季節ですよ | 麦酒の泡

映画ざんまいの季節ですよ

今年のクリスマスはビデオで映画をたくさん見ましたよ。
一見さびしいクリスマスですが、実際さびしいですよ。
ピンキリですがご紹介いたします。


・対外的「オススメ!名作クリスマス劇場」

NO1:「素晴らしき哉、人生!」(1946・アメリカ)
ジェームズ・スチュアートいいねえ。今となっては珍しくもないパターンのお話ですが、心暖まるクリスマス。


・見るべきバカ映画

英語勉強には向きません!:「宇宙からの殺人者」(1953・アメリカ)
こんな映画に字幕や吹き替えがつくわけもなく、原版を見るしかなかったですが、もう映像だけで腹一杯。
ピーター・グレイブスが出てるから見たんですが、彼が対談番組でこの映画を「あれはひどかった」と
穏やかに言っているのを覚えてたので覚悟はしてましたが、本当にひどい。
宇宙人が、「半分に切ったピンポン玉を目に貼り付けてマジックで黒目描きました」だもんね。これ本当。
あとはなんとなく巨大化したクモとか核実験とか侵略とか爆発とかでめでたしめでたし。めでたくない。


・見て損した映画

ブッちぎりワースト1:「ハンボーン」(1983・アメリカ)
リリアン・ギッシュが出てるというから見たんですがね、これがひどい。今まで見た映画の中で最悪かも。
内容は「手違いで飼い主と遠く離れた犬が、苦労の旅の末たどりつく」という一種のパターン物ですが、
この犬ハンボーン、悪意はないものの、とにかく出会う人々を無残に傷つけながら旅をする。
途中で仲良くなる犬が死ぬ必然性もまったく感じられず、とにかくイライラしましたわ。
映画の感想は人それぞれ、しかしこの映画に感動したという人とは理解しあえないと思っております。


・お色気映画

バカNO1:「ビキニ航空」(ビデオ映画/2003・アメリカ)
キャッチコピーが「ハイテンション プリーズ!!」って。
ジャケットにいる3人のビキニ美女、誰も出てこないじゃんか!
内容は「ビキニ美女を乗務員に仕立てたサービス満点の飛行機旅行!」というだけの映画。
こういう映画の宿命として「やたら長いくせに芸のないエロシーン」満載です。
需要があるのかね、しかし。


・ホラー映画

行き当たりばったり:「悪魔のサンタクロース/惨殺の斧」(1984・アメリカ)
クリスマスを題材にしたミステリーホラーかな?と思ったのが間違いでありました。
サンタさんが人を残酷に殺しまくるだけの、一点のひねりもないスプラッターでしたよ。
PTAの吊るし上げをくらって上映禁止の映画館が相次いだということで話題になりましたが
話題オチとしか思えないような死体量産映画でありました。
こういうのって「犯人は誰か?」とか「彼は何のために殺人を?」といった謎解きの要素が
ありそうなもんですが、この映画はあらゆる疑問を挟ませない親切設計。
途中を見逃したり寝ちゃったりしても安心して流血を楽しんでね!って楽しめなかったよ!!


こんな映画ばっかり見ていると思われるのもナンなので一応名作も見てますよ。


・「三十四丁目の奇跡」(1947・アメリカ)
モーリン・オハラが実によろしい。こういう穏やかな映画もたまには必要よ。


・「マペットのクリスマス・キャロル」(1992・アメリカ)
マイケル・ケインもいいねえ。この話は小説からして面白いんですが、映画化の中では相当いいよ、これ。


・「ホワイト・クリスマス」(1954・アメリカ)
フレッド・アステアを見たい人は「スイング・ホテル」を見ましょうね。どちらも投売り価格のDVDがあるので
両方買っちゃうのもいいでしょう。


以上、クリスマスシーズンに見た映画でした。


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