ディオスのブログ

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冷や汗が止まらなかった


轟音と共に振り下ろされる大槌を


ブラーフは間一髪のところで


避けていた。


当たってしまえば


自分の身体はどうなってしまうのだろう


その幻影をぬぐい去ること一心であった。




自分の持つ剣が対する男の身体を



まだ、とらえることが難しい



間合いが違うのだ




もう、どれくらい続けているのだろう


あの男の持つ大追の勢いは衰えない。



そのとき得物を変えてきたのだ


しびれをきらしている。


大槌を持っていた男は


先ほどの豪快な印象とは一点


器用に長槍で距離を取りながら


こちらの逃げ道をふさいできている。



それが隙を生んだのだ


大槌でかき消されていた円形の間合いが


長槍の縦の間合いは消しつつも、


ドイルの身の回りに空間を生んだのである。



ブラーフは長槍が制している空間を


かいくぐるとドイルの円形の間合いに入った。



一合。ひと振り入れた。長槍の柄が返ってくる。


二合。突き。長槍の払い。息を整える。


ブラーフが懐に飛び込んで五合目に互いが膝を折った。



ブラーフの突きがドイルの脇腹をかすめ


ドイルの長槍の柄がブラーフの獲物を持っていた肩を


捉えたのだ。



赤い鮮血がドイルの脇腹から流れている。



「浅いがこのまま続けるのは無理だろう。」


ドイルが額に汗を浮かべて言った。


「この勝負私の負けだ。」




二人に実力差はなかったように見える、


しかし、ブラーフは巧みに大槌の頃から


ドイルに隙を作らせていたのだ。



しびれを切らし獲物を変えるとこに


敗因があったのだ。


当たらないとはそういうことである。



しかし、最後に刃についた方ではなかったが


ブラーフを捉えたドイルも見事だ。



日が沈むことで


二人の闘いは決着を迎えた・・・。



---- see you next time.........................