5月公開だったらしいがシネマヴィレッジ8・イオン柏で今日から上映。他にも今日から上映の映画があったので今日柏に向かったのだが・・・他の方のブログであまり良くなさそうだったが、アウシュビッツの隣で幸せに暮らす家族の映画ってのでちょっと興味が沸いた。ヨーロッパじゃ未だにナチ絡みの映画が作られて、中々の良作も多く。ちょっと期待した。10:00の回。新青森ではクワイエット・プレイス:DAY 1も公開されてて悩んだ結果こっちにしたのだが・・・失敗だったか?

 ホールは3番。客は8人だった。10時と18時の日二回上映だったので朝のにした。

 チラシポスターからはホラー臭もしてたのだが・・・。監督はジョナサン・グレイザー。ドイツ語だったのでドイツの映画かと思ったが監督はイギリス人らしい。

 湖畔で昔の衣装の一家がピクニックをしてるシーンから。タイトルの後黒画面で不協和音な音楽が暫く流れてる。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞したそうだ。アウシュビッツの隣で庭付きの優雅な家族の定点カメラ風な映像が続く。アウシュビッツの描写は不穏な音響のみで映像の描写は無い。悲鳴の様なサウンドに獣性などがたまに聞こえてるような一家はアウシュビッツで所長を務めたルドルフ・ヘス: クリスティアン・フリーデルの一家。施設建設で回転運用な火葬施設を話し合うシーンなどある。何千人処理出来るなどと物騒なことを平然と言い合っている。

妻のヘートヴィヒ・ヘス:ザンドラ・ヒュラーは庭の植えたバラやダリアや野菜がお気に入りで理想の家と思っている。旦那のルドルフ・ヘスの転属命令に反対し夫を単身赴任させ自分らはその家から動かないと突っぱねれ。このおばちゃんがいっちゃん怖い!釣りの途中でルドルフは子供らと慌てて戻って大洗浄する場があるが良く分からない。メイドと不倫ぽい事してる様だがハッキリしない不協和音で不気味さを煽るが映像的にはある一家の日常を淡々と描いてるだけ。大分睡魔に襲われたが、最後の方で意識を失った様で最簿の不協和音で目が覚めたらエンドロールが流れてた・・・不覚にもエンディングが判らない。あの最悪なアウシュビッツの隣で幸せに暮らす家族を描写する映画としては正しいのだろうが、今一馴染めなかった。