創元推理文庫の近刊コーナーで見付けて面白そうだったので発売早々に書店で入手。
作者はピップシリーズのホリー・ジャクソン。服部京子訳。2025年の新作が早くも翻訳。600頁オーバーで大分厚い。
持病があって家族と同居の27歳女性マーガレット(ジェット)・メイソンが主人公。
ハロウィーンの晩。帰宅し、何者かに殴打されて意識不明となってしまう。2日後に目覚めたものの、医師によると、彼女の脳内には骨片が残っており確実に動脈瘤が形成されいずれ破裂して死に至るという。手術はほぼ不可能。余命1週間を宣告されたジェットは死ぬまでに犯人を見つけると誓い、母親ダイアンの直ぐに手術し少しの可能性をの必死の説得に応じず、幼なじみのビリーと調べ始める。タイムリミットものミステリー!
父スコットは地元の建設会社の社長。兄ルークはその元で働き次期社長になるべく奮戦中?。兄の嫁はジェットの学生時代の親友にして今は犬猿の仲のソフィア。長女エミリーは十数年前に家のプールで事故死。家向かいのフィニー家は父親が巡査部長で息子のビリーとは幼馴染。ビリーの母は十数年前に家出していた。血まみれのジェットを発見して救急を呼んだのはビリー。巡査部長のジャック・フィニーを含む警察はジェットの元彼で事件当日から失踪して居るJ・J・リムを第一容疑者に手配するが、ジェットは自分を殺したののはJ・Jでは無いと考える。防犯ビデオや消えたジェットの携帯と凶器を探って様々な事実が浮き彫りになって行く。何故エミリーは2度家を訪ねたのか?携帯の信号が消えた場所には何があるのか?ルークは事件後何故手に怪我してるのか?元隣家のアンドリュー・スミスは何故フィニー家を恨んでいるのか?J・Jの弟が隠してる秘密は?
うむ、ピップシリーズなみに面白い。設定が良いね。タイムリミットものミステリーでは死刑までのタイムリミットで名作「幻の女」とかあるが、本人が余命一週間で探偵するって!(*^▽^*)!助かるんじゃねぇ?と云う淡い気持ちも持ちつつ犯人は誰だのミステリー( `ー´)ノ。伏線に気が付けば、ま、大体犯人も動機も薄々わかって来るが面白かった。中盤では業火の中での脱出シーンもあって映画向き?ピップシリーズの一人称形式じゃ無いのでラストのジェットの手紙?にうるうるする人居るだろうなぁ~ホリー・ジャクソン。楽しみな作家だ。前作「夜明けまでに誰かが」は未読なんだが、その内読んで見よう。
来月はホロヴィッツのホーソーンシリーズの新刊が出る。これまた楽しみだ(*^▽^*)。
