ホーソーンシリーズ6作目。12巻構想らしいのでやっと中盤。徐々にホーソーンの謎も小出しにされて来てるが本作にも出て来る。そこを長大なサブストーリーにして毎回様々な事件をホーソーンが解決し、実名出てる作者ホロヴィッツが相棒のワトスン役ってのも同様。毎回面白く読んでるのだが、私(わ)は、あまりホーソーン&ホロヴィッツのキャラに馴染めないで居た。ホーソーンは意地悪描写だし、ホロヴィッツが滅茶苦茶ウザくて道化なんだ。
毎年秋に刊行されるホロヴィッツ。去年はスーザン・ライランド シリーズの「マーブル館殺人事件」だったので、ホーソーンシリーズはその前年の「死はすぐそばに」以来で、ホーソーンの過去の事件がメインだったが、本作は現在って設定。
ホロヴィッツの元にホーソーンシリーズ1作目の「メインテーマは殺人」の映画化の話が舞い込んで来る。プロヂューサーのテレサの会社ダンデライオン企画からのオファーだった。大手では無いがそこそこショーレースにも顔を出す映画会社だ。最初脚本の依頼もあるかと期待したホロヴィッツだったが、シャニカと云う環境活動家の脚本家に依頼してると言う。最初の顔合わせに赴くと、なんとホーソーンまで同席してた。更に自分より先にコンタクトされてる様でムッとするホロヴィッツ。プロヂューサーのテレサは有能そうだがお疲れ気味、遅れてやって来た脚本家のシャニカはどうも鼻持ちならない小娘?ズケズケとホロヴィッツの小説貶すわホーソーンの推理力にもイチャモン付ける有様、ここでホーソーンが切れてシャニカやテレサの現状を推理してやり込めるのが可愛い(*^▽^*)。ま、結局反感買われただけだったが・・・。
と、云いながら映画化が進んでホーソーン役をデイヴィッド・ケインという、結構有名な役者が、ホロヴィッツ役をラルフ・シーモアというイギリスの映画賞で助演男優賞を獲った事もあるがその後一線を退いてたらしい人、監督は前作でも一緒だったらしいシリル・トルーマン。環境問題に拘るシャニカの脚本はミステリーと相性が悪そうだが撮影が進んで行く。事件当日の撮影には顔を出してなかったホロヴィッツだったが、ホーソーンの連絡を受けてデイヴィッド・ケイン殺人現場に乗り出す。毎回邪険な警察しか出て来ないが今回はサラ・ミルンズ警視など滅茶苦茶協力的な面々。デイヴィッドは撮影現場の自分のトレーラーハウスで刺殺されて発見されたのだ。ホーソーン&ホロヴィッツは殺人捜査に乗り出す。容疑者はテレサ、シャニカ、シリル、ラルフに首になったアシスタントのイジー、首になったらしいデイヴィッドのエージェントジェイムズの6人。皆それぞれ動機があるが・・・で第一部終了。二部構成で続きは、デイヴィッドじゃ無くホーソーンを狙ったんじゃ無いかと言う案が出て来てホーソーンの過去事件に話が及んで行く。
技巧派なホロヴィッツ。流石に長く読んで癖が見えて来たので伏線がどれかに想いが及ぶのでこっちも予想が立て易い。がさすがホロヴィッツ二転三転の推理劇でえ、え、え、ってなる。最終的なオチは予想通りだったが、更にオマケの伏線まであっていやぁ~面白かった。しかし、今回、大分好感度が増したホーソーン&ホロヴィッツだった。ホーソーンのイケず振りは相変わらずだしホロヴィッツのウザさも相変わらずだが過去作より大分ソフトになって来てバディ感も出て来た様な。続きが楽しみです。解説にリアルで「メインテーマは殺人」のドラマ化が進んでる?様なのでそっちも楽しみだ。「カササギ殺人事件」は観たけど、「ヨルガオ殺人事件」は見逃してしまった(*^▽^*)。出来ればアマプラでやってくれればいいなぁ~。
