「猿の惑星」を何時もの様にエンドロールをまったりしてようとしてはっと気が付いた。急がなきゃ!慌てて席を出る14:38程だった。余裕そうなんでトイレ行ってドリンク買って再入場。ホールは5番。予告はまだ続いて居て私(わ)の後にも客が来たので4人程だったか?。

 近年、中国SFが盛況だ。ケン・リュウ(「紙の動物園」が有名。映画じゃ「Arc アーク」の原作者)から始まって、テッド・チャン「あなたの人生の物語」が有名。書籍は「息吹」と2冊しか短編集を出して居ない。寡作家だ。映画では「メッセージ」の原作者)やリウ・ツーシン(「三体」の作者。中国版とNetflix版が観れるがどちらもまだ未見。そもそも原作全三部の第一部しか読んでねえし^^;そろそろ読まねえとなぁ~)で、予告編を前回シネマヴィレッジで観て面白そうだと思ったが中国映画ってので若干躊躇。更にポスターでタイトルロゴの後ろに2の文字が?え?1あるの?どうやら「流転の地球」という映画があってその前日談が本作だそうだ!因みに「流転の地球」はNetflixで観れるらしい。更に観てて三体臭を感じてたらやっぱり原作者リウ・ツーシンだった(*^▽^*)。角川文庫で出てる「流浪地球」って劉 慈欣(リウ・ツーシン)の短編集の作らしい。で、前作に当たる「流転の地球」は原作に無いエピソードで、本映画はその前日譚だと・・・。なんやかちゃましい(´・ω・`)。

 監督はグオ・ファン。初見かな?出演で知ってる名はアンディ・ラウ位で他、ウー・ジン(MEG ザ・モンスターズ2に出てた)リー・シュエチェン、ワン・ジー、シュ・ヤンマンツーなどなど誰が誰か分りましぇん(´・ω・`)。

 要は太陽の活発化によって太陽系が末期。地球も飲み込まれて地球最後の日になりそうで、人類デジタル化と地球毎太陽系脱出計画(地球毎移動ってのは東宝の「妖星ゴラス」って映画でもあったな~あれは妖星ゴラスが衝突軌道で来るってんで南極に推進エンジン付けて地球の軌道を変えるっちゅう映画だった(*^▽^*))があって、結局地球毎太陽系脱出計画に軍配が上がるものの、人類デジタル化の過激派がテロを敢行!して前半は対テロ騒動が行われる。軌道エレベーターへの大規模テロ戦。(アーサー・C・クラークの「楽園の泉」ばりの宇宙エレベーターだ。ガンダムシリーズでもそれ使ったのあったなぁ?)地球移動の前哨に月にエンジンを付けて彼方にぶっ飛ばす計画が、これもテロ等で壊滅し逆に地球に落下しそうになる。人類は地球移動と月の核爆破で対処しようとするが・・・うむ。なかなか壮大なSFパニック映画であった。

 「猿の惑星」辺りから睡魔が忍んでたので、本作も3時間近いし!どうも中国語の響きって睡魔が・・・途中何度か失神してたがほぼストーリーは追えてたと思う。後半は月への核設置と爆破が各国の保有核爆弾のセキュリティ解除に結局、特攻要員300人を募って先に手を上げたのが中国軍の人で、次がロシア軍系の人だったのが鼻白んだが(´・ω・`)。で、地球側では同時地球点火の為にネットワークの復旧に各所が取り組んでたが月からの落下物で北京班がダメージを受け危機一髪って展開。

 今までもハリウッドがやって来たヒーロー的「アルマゲドン」みたいに中国人ヒーローに変えてるだけとは云うものの。あ~なんか馴染めないなぁ~どうも展開が悲壮的過ぎる気がする何か重いんだよなぁ~リアルとはまた違う感じ。どうもエンタメ系に徹しきれない様な感じを受けちゃうんだ。面白くはあるんだよ!長いけど。この後、木星近辺まで飛行した地球が次の「流転の地球」のエピソードだとか(´・ω・`)。機会があれば観たいと思うが(´・ω・`)。「三体」も読まんといかんし観なきゃいかんし忙しい(´・ω・`)。