混んでる時期をパスってたら映画も溜まって来た。久々にシネマヴィレッジ8・イオン柏へ。弘前でも殆ど上映してるラインナップだったがどうしても見たいのがここだけのが1本あって、鬼平も弘前で上映中だったがここまで出向いた。9:55の回。9:30オープンで早めに着いたので車でしばし待つ。9:30で入場。ポイント貯まってたが「猿の惑星」は不可と書いてたので今作で消費。

 さて鬼平犯科帳。TVシリーズは殆んど観てない。原作も未読。友人のK氏はひたすら推して来るが、池波正太郎(K氏は先生を付けないと怒る(´・ω・`)こまったやっちゃ(*^▽^*))は梅安シリーズで良いかなぁ~と止まってる。

 ホールは6番。客は7人だった。

 監督は山下智彦。TVシリーズの時代劇は結構撮ってるらしいが初見かな。

 主演の長谷川平蔵を松本幸四郎。(何代目とかあって、未だに幸四郎だと現白鸚のイメージが( ゚Д゚))TVシリーズも小説も未見なので立ち位置があまり良く分からんが火付盗賊改方のボスが長谷川平蔵。映画の解説じゃ南町や北町奉行よりは不人気職なセリフが・・・?

 若い頃を息子の市川染五郎が演じてて、オープニングで酒かっくらって殴り込みかけるシーンから松本幸四郎に代わっるってスタート。酒かっ食らってた店の娘:松本穂香が盗賊手引き役で足洗って長谷川平蔵の密偵になりに参上する中村ゆり。最初は突っぱねた平蔵だったが、技量だけで盗みをする鷺原の九平:柄本明の現場でおりん:志田未来の手引きで一家皆殺しで強盗を働く網切の甚五郎:北村有起哉一味との騒動がメインのストーリー。他に平蔵の妻、久栄:仙道敦子や上司京極備前守高久:中井貴一、部下に本宮泰風、浅利陽介、山田純大、柄本時生など、密偵に火野正平などなどの配役。

 幕府や大名などの大風呂敷を広げず、火付盗賊改VS鬼畜盗賊一味の図式でストレート。北村有起哉の悪党っぷりが良い(ただ腕っぷしは全然だが(*^▽^*))基本スペシャル版なTVドラマ然としてるがチャンバラ少なな昨今の時代劇にしてはチャンバラだらけで好感アップ。松本幸四郎の主役っぷりも様になってたし、これより先にネット配信で別話があったらしいし、以降このキャラでTVシリーズになるそうで・・・。梅安程はハマらなかったが楽しい時代劇だった。最後で何やら部下にキナ臭いのを匂わせて・・・。溜まりに溜まってる積読本が消化されたら鬼平読んでみるかな?