ELDER EGG / エルダー・エッグ -8ページ目

ELDER EGG / エルダー・エッグ

言葉はピストルになり、傘になる。

乾燥したり湿ったりの話

人が快適に過ごせる温度と湿度

 

どうやら人は極端な乾燥湿気を嫌うようだ。

色々なフレーズを思い浮かべても、

どちらもあまりいい意味で使われる事が少ない。

乾いた人間関係
乾いた笑い
無味乾燥
お肌の乾燥

一方、

じめじめとした
湿っぽい(話)
気持ちが湿気る
湿気た面(時化たとも)
煎餅が湿気る

など、やはりネガティヴな用途で使われる事が多いように思う。

もちろん、カラッと晴れた1日や、~が潤う、のような表現にも使われるけど、比率で言うと圧倒的に前者が目立つ。

 

英語でも特に日本人が日本語の会話に使う「Dry」と「Wet」はそうではないだろうか。

 

ドライな関係、人

ウェットな関係、人

 

どちらも善悪では無いにせよ、その有様を揶揄している。

 

確かにどの言葉をイメージしても、あまり言い感じじゃないし、出来ることならそうなりたくないし、なって欲しくない、関わりたくない。

 

社会生活の中ではドライな関係が相応しい場合ももちろんあるし、その方が都合がよろしい事は少なからずあるけどね。

 

少なくとも、自分の大切な人や物を無味乾燥した物にはしたくないし、潤った関係でいたいものだ。

 

人が快適に過ごせる温度と湿度

余談だけど、

人が快適に過ごせる温度と湿度は概ね、

 

室温18~24℃

湿度40~60%

 

だそうです。

 

湿度に関しては高すぎても低すぎても色々と弊害があって、

快適な40~60%を少し超えて70%以上になると、上がるに従ってカビやダニなどの繁殖ゾーンになるし、逆に下回ると肌の乾燥やウィルス(風邪やインフルエンザなど)が増殖しやすいゾーンになってく。

 

快適な状態って難しくて、狭い範囲にしかもたらされない物なんだね。

 

そう考えると、古来から人々が思い知らされてきた、

抗えない自然への畏怖かもしれない。

 

植えつけられたDNAが、快適さをある程度コントロールできるようになった今でも、それを感覚的に表現する道具として使うのかもしれない。

 

 

さらに余談の余談だけど、

相反する表現の言葉に「熱い」と「冷たい」がある。

 

冷たい人

冷めた関係、など「冷たい」の方はネガティヴな使われ方もするけど、

 

熱い思い

熱い人

熱いエールを送る

今、~がアツい!

 

など、片方だけがもてはやされるケースもある。

 

願わくば、熱い思いを冷たいビールで乾杯したいものだ。

 

 

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