『唄う六人の女』
2023年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 石橋義正
脚本 大谷洋介
撮影 高橋祐太
音楽 加藤賢二/坂本秀一
出演 竹野内豊/山田孝之/水川あさみ/アオイヤマダ/服部樹咲/萩原みのり/桃果/武田玲奈/大西信満/鈴木星奈/白川和子/竹中直人
《解説》
この森には、秘密がある
竹野内豊と山田孝之がダブル主演を務め、美しく奇妙な6人の女に監禁され、摩訶不思議な体験をする2人の男の運命を描いたサスペンススリラー
パフォーマンス集団・キュピキュピの主宰で「ミロクローゼ」「オー!マイキー」シリーズの石橋義正が脚本と編集も兼任した約10年ぶりの監督作
《物語》
東京でフォトグラファーとして働く萱嶋森一郎は若い恋人と暮らしていたが電話が鳴り、両親の離婚でそれ以来会っていない父親が孤独死したと連絡があった
遺体は既に埋葬されているが相続した家屋の土地の処理のために森一郎は実家を数十年ぶりに訪れ、久しぶりの実家を懐かしく感じていた
家の奥に封印されているような部屋があった、そこでは父親が何かの調査をしていたようだ、おそらく家の裏にある森のことだと感じ、そこでフクロウの古い写真を見付けた
地元の不動産屋の松根と東京の開発業者の社員である宇和島と数百万円で土地家屋の売買契約を終え、森一郎は宇和島の運転する車に同乗して駅へと向かった
山道をスピードを出して走る宇和島の運転に嫌な顔をする森一郎、トンネルを出たところに和傘で和服の若い女性が立っていて轢きかけ、何とかかわしたその先にあった落石に衝突して2人は気を失った
翌朝に目を覚ました森一郎は両手を縛られて寝かされており、先ほどの和服の女性が朝食を作っているようだが、森一郎が持っていた数百万円の札束は燃やされ、妙な朝食を食べさせられ、熱い風呂に入れられる
次の瞬間に森一郎は湖の中で、そこで別の女性に水中で翻弄されて湖面に浮上、宇和島は納屋で縛られて狂暴な女性にいたぶられて殺されそうな思いをする
湖から戻った森一郎は宇和島を助けようとするが森一郎も一緒に納屋に閉じ込められてしまった、宇和島は納屋の番をしている大人しそうな女性を言葉巧みに納屋を開けさせて脱出
森一郎と宇和島は森の中を彷徨い同じ場所を何度も通ってしまう、結局に2人は別行動となって森一郎は森の中で父親の遺品であるカメラを見付けた
宇和島は森の中で大人しそうな女性と出会って乱暴をする、宇和島は悪徳開発業者でこの一帯の土地は政府が核廃棄物処理場も候補とし、森一郎が売ってしまった土地は最後まで父親が売却を拒んでいた区画だった
《感想》
当時はもう50歳を過ぎている「シン・仮面ライダー」の竹野内豊が森一郎を演じ、何十年も会っていない父親が亡くなったと聞いて、実家に行くことになるところから始まります
それはそれは山の中の森の中にある一軒家なんですが、森一郎は当時のことを思い出すんですね、父親の奥の部屋に何かを調べていたような研究していたような部屋があるんです、父親を演じるのは「るろうに剣心 最終章 The Beginning」大西信満
これは何なのかと思っていたら不動産屋の松根と開発業者の宇和島が現れるんです、そして数百万円でこの土地を買って一件落着となるんです、宇和島を演じるのは「全裸監督」シリーズの山田孝之で、とにかく嫌な奴です
この宇和島は開発業者の下請けでこの土地がどうしても手に入れたくて森一郎の父親とも数回交渉はしていたようなんです、まあ森一郎も胡散臭さは感じていたのですが面倒なことはお断りなんですね
この宇和島の運転する車に同乗して駅まで送ってもらうのですが、和服の女性を轢きかけたのをかわして落石に衝突してしまうんです
この和服の女性を演じるのは水川あさみで、この水川あさみがめちゃめちゃ妖艶で美しかったです、笑顔を見せることなく凛として表情で全編を通します
観ていてこの女性は何なんだろう?それに虫入りのお吸い物を出して、森一郎が吐き出してしまいます、でも女性の指についた透明の液体を舐めたときに美味いんです、これは官能的でした
宇和島は狂暴な女性に縛られて今にも殺されそうなんです、演じるのは「花束みたいな恋をした」の萩原みのりで、なかなかアグレッシブに斧で狙ってきます
湖で妖艶な雰囲気で水中ダンスをする女性を演じるのはアオイヤマダで、本当に独特な女性で溺れかけてる森一郎も思わず見入ってしまうくらいです
大人しい女性を演じるのは桃果で、宇和島に殴られて、その後に乱暴されてしまうそんな不幸な立場の女性なんです、小柄で大人しそうなので狙われたのかも
椅子に逆に座って太陽の光を浴びている女性を演じるのは服部樹咲で、あまり動かずに長い手足を存分に晒しています、なんか神秘的でもあります
そして普通の雰囲気の女性を演じるのは武田玲奈で、森一郎の恋人の咲洲かすみも演じていて一人二役です、恋人なんですがマネージャーも務めています
森一郎と連絡が取れなくなって警察に連絡して事故をして行方不明だと知らされて東京から駆け付けるんです、森一郎の実家へ、そこで父親の何かを調査している部屋を発見してそこで森一郎への手紙も発見
そこに松根が現れてかすみを恋人だと知ると、「こんな若い女に手を出すからばちが当たったんだ」とね、自分も若い女が好きなくせに森一郎に嫉妬して悔しいんでしょうね、かすみに「ハゲ」と言われます、松根を演じるのは「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」の竹中直人
出れなくなった森の中からこの森を守る使命を感じて和服の女に蜂を追って出れるようにしてもらうんです、そこでかすみと再会するも、やはり森を守るために戻り、かすみにはある告発状を弁護士に見せろと言って森に消えます
こんな素敵な自然を守るのは人間の使命のような気になります、森一郎の父親もこの森を守ることに母親は付いていけずに離婚となったんです、興味のなかった森一郎も父親の思いと森の女性たちによって動かされます
二人の男は目覚めると、美しく奇妙な女たちに監禁されていた それが『唄う六人の女』です。
6人の女たちはどんな存在なのか?物語が進むうちに浮かび上がり、終盤で真実に結びつきます。
























