『人喰いアメーバの恐怖』
1958年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 アービン・S・イヤワース・Jr
脚本 ケイト・フィリップス/セオドン・シモンソン
撮影 トーマス・スパルディング
音楽 ラルフ・カーマイケル
出演 スティーブ・マックイーン/アニタ・コルシオ/アール・ロウ/ジョン・ベンソン/ジョージ・カラス/スティーヴン・チェイス/ロバート・フィールズ/アンソニー・フランク/ジェームズ・ボネット/オーリン・ハウリン
《解説》
SFモンスター映画の先駆的存在
スティーブ・マックイーンの映画初主演作にして、SFモンスター映画創成期の代表作、恐怖の怪物に立ち向かう、間一髪の一大パニック!
外宇宙から飛来した謎の赤いアメーバ、始めは小さな塊だったのだが、人を飲み込み、段々と巨大化していく、やがて映画館を満たすまでの大きさになり、やがて軍隊が出動する
《物語》
アメリカの小さな田舎町でジェーンとデートをしていたスティーヴはその途中で隕石が落下するのを目撃、その頃、隕石の落下現場近くに住む老人が現場に向かった
現場に現れた老人が割れた隕石の中からゼリー状のものが老人の腕に張り付いた、隕石を探していたスティーヴの目の前に飛び出して来た老人を病院に連れて行くが医者も原因が分からない
医者は寄生虫が腕に付き巨大化していると判断、危険と思った医者は看護師を呼んで切断手術の用意をするが、その間に老人を吸収して大きくなっていた
その姿に驚いた医者は薬品をかけたり銃を撃ったりと抵抗するが効果はなし、更に怪物は看護師と医者を吸収して更に大きくなった
その現場を見たスティーヴは警察に行くが上手く説明が出来ず、それに信用してもらえない、病院は荒らされて強盗騒ぎ、しかしスティーヴが見た怪物は誰も真実だとは思わない
親を呼び出されていったんは帰宅させられるもののスティーヴとジェーンはこっそりと家を抜け出して再び会い、今夜のことを話し合うも、自分が見たことに自信がなくなってきたスティーヴを励ますジェーン
ジェーンの提案で不良仲間のトニーたちに全てを話し、町が全滅すると話して協力させる、既に閉店しているスーパーマーケットのドアが開いていることを不審に思い、スティーヴとジェーンが中に入ると更に巨大になった怪物が襲い掛かる
追い詰められた2人は冷凍庫へと身を潜めるがその中には入ってこない、辛うじて脱出した2人は町の住民を起こして怪物の警告をする
怪物は場所を映画館に移して人々を襲う、パニックとなった人々が逃げ惑う中、更に巨大になった怪物が襲い掛かる
《感想》
おいらは子供の頃にテレビで観た本作が本当に怖くて怖くてたまらなかったです、オバケやモンスターと違って形がないところが怖かったのかも
暗闇では上から落ちてきそうで、トイレなんて下から出てきそうで怖かったです、大人になって意を決して観てみると何が怖かったのかわかりませんでした
主人公のスティーヴを演じるのはスティーブ・マックイーンで、50年代は低予算のSF映画がいっぱい作られたそうです、その中でも傑作のひとつです
無名時代のスティーブ・マックイーンの初主演作で当初は日本未公開だったのですが、その後にスティーブ・マックイーンが大スターになったことで「マックイーンの絶対の危機」のタイトルで8年後に公開されてます
スティーヴは夜のドライブに恋人のジェーンを連れて星を見たりしていると隕石が落下、近くに落ちたと思って車を走らせると目の前を老人が飛び出して倒れます
腕にはネバネバしたモノが付いていて病院に運ぶも老人はそのネバネバに取り込まれてしまいます、医者も看護師も同じく取り込まれてしまいます
恋人のジェーンを演じるのはアニタ・コルシオで、なかなかの美人で50年代のファッションがすごく素敵です、ボーリングシャツにフレアスカート
それに50年代は女性のブラジャーはロケットのように前に飛び出しているように見えてしまいます、何だか迫力満点なんです、古き良き時代なのかも、オープンカーもいいね
スティーヴとジェーンがスーパーマーケットで襲われたときは冷凍庫に逃げ込んで、このネバネバは隙間から入ろうとするのですが無理で、寒さに弱いかと思われます
不良仲間に協力してもらって町の住人を起こそうと数台の車のクラクションを鳴らして騒ぎを起こします、誰も信じないのにデイブ警部補だけが信じて緊急事態だと
次にネバネバはオールナイトの映画館に入り込みますそこまで信じる者はほとんどいなかったのにこの怪物にはお手上げです、それほど大きくなっているんです
消火器のCO2で動きを封じることが出来て不良仲間たちも消火器を集めて、その後は軍が北極へと運んで終わりとなります、殺すことは出来なかった、それに北極が寒い間はとの言葉に温暖化への警鐘もあるのでしょう
スティーブ・マックイーンの若き日の姿を見ることができる それが『人喰いアメーバの恐怖』です。
コメディチックな続編もあり、1988年には「ブロブ/宇宙からの不明物体」としてリメイクされています。













