XーMEN:アポカリプス | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『XーMEN:アポカリプス』

 

 

 

 

 

2016年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ブライアン・シンガー

 

脚本 サイモン・キンバーグ

 

撮影 ニュートン・トーマス・サイジェル

 

音楽 ジョン・オットマン

 

 

 

出演 ジェームズ・マカヴォイ/マイケル・ファスベンダー/ジェニファー・ローレンス/オスカー・アイザック/ニコラス・ホルト/ローズ・バーン/エバン・ピーターズ/タイ・シェリダン/ソフィー・ターナー/オリヴィア・マン/コディ・スミット・マクフィー/アレクサンドラ・シップ/ルーカス・ティル/ジョシュ・ヘルマン/ベン・ハーディ/ラナ・コンドル/トーマス・レマルキス/ヒュー・ジャックマン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

最後の敵は、神

 

マーベルコミック原作の人気アクション大作「XーMEN」の前日譚を描いた「XーMEN:ファースト・ジェネレーション」「X-MEN:フューチャー&パスト」のシリーズ続編

 

世界を終わらせる神アポカリプスVS.新たに集結した若きX-MEN!シリーズ最大級のSFバトルが展開!文明浄化を目論むマーベル史上最強の敵であり、最古のミュータント、アポカリプスとプロフェッサーを中心とした、あらゆる能力を持った若きX-MENが激突!

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

紀元前3600年・ナイルバレー、世界最初にして最強のミュータントのエン・サバ・ヌールはその強大な力によって人々から神と崇められ古代エジプトを支配していた

 

 

彼は自分が老いると他のミュータントに魂を移して生き長らえている、しかし彼を偽の神と反感を持つ者たちの反乱に遭い、魂を移す儀式の途中でピラミッドの中に生き埋めとなり、長い眠りにつく事になった

 

 

1983年、東ドイツではレイブンが地下闘技場で戦う翼を持つミュータントもエンジェルの挑戦者として瞬間移動能力を持つナイトクルーラーが放たれるが、レイブンがナイトクルーラーを助け出してアメリカへ

 

 

アレックス・サマーズは弟のスコットが自分と同じように目から赤に光線を放てるようになった事で、恵まれし子らの学園へと連れて来る

 

カイロではミュータントを神と崇めるカルト教団がエン・サバ・ヌールに祈りを捧げ、それを隠れて取材していたCIAのモイラ・マクタガートが光を照らした事でエン・サバ・ヌールが目覚めてしまう

 

 

その瞬間に世界中で地震が起こり、テレパスであるジーン・グレイは悪夢にうなされ、チャールズが起こすと世界が滅びる悪夢を見たと

 

 

ポーランドではエリック・レンジャーが自分をマグニートーと知りながら愛してくれる妻と幼い娘ニーナと鉄工所で働きながらささやかだが平和に暮らしていた

 

地震が起きた時に鉄工所の仲間が機械の下敷きになりそうになったところをマグニートーが能力を使って助けた、次の日の明け方に警察隊がエリックを捕まえようとニーナを拘束

 

父親が逮捕されると知って嫌がるニーナは能力を発動させ、鳥が警官を襲い、警官の放たれた矢が妻とニーナの命を奪い、エリックは一瞬にして警官隊を皆殺し

 

 

目覚めたエン・サバ・ヌールは人類は道を見失い、偽りの神と世界を破壊し、再構築しようと考え、配下の四騎士を作るべく4人のミュータントを探す

 

 

エリックの悲劇を知ったレイブンがチャールズを訪ねるがエン・サバ・ヌールはエリックに接触、その魔の手はチャールズにも

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

何にでも最初はあるものです、本作はシリーズの根本を描いているようです、紀元前3600年からミュータントは存在していて、その名はエン・サバ・ヌール

 

彼は死期が近付くと他のミュータントの中に魂を入れて、そのミュータントの能力ごと転生するのです、その回数は1000回にも及びます

 

 

しかし次に転生する時にエン・サバ・ヌールに反感を持つ者がやっぱりいるんです、永遠に生きている者って逆に信じられなかったりね

 

ピラミッドの中で儀式は行われるのですが彼を封じ込めようとする者たちは命を懸けてピラミッドの支柱を崩して儀式が完成する前にエン・サバ・ヌールを封じ込める事に成功するんです、演じるのはオスカー・アイザック

 

 

そして舞台は1983年となって「XーMEN:フューチャー&パスト」で英雄となったレイブンがミュータントを助ける日々を送っているんです、チャールズとは別れて1人で行動しているのです、レイブンを演じるのは「ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション」のジェニファー・ローレンス

 

 

ジェームズ・マカヴォイ演じるチャールズは恵まれし子らの学園が起動に乗って来たところです、そこにスコットが能力に目覚めた事で兄のアレックスが学園に連れて来るんです、スコットを演じるのはタイ・シェリダン、アレックスを演じるのはルーカス・ティル

 

 

そこで出会ったのがジーン・グレイで、その能力はチャールズを上回るほどで自分の強すぎる能力を恐れているのです、演じるのはソフィー・ターナー

 

 

恵まれし子らの学園でチャールズの右腕となっているのがハンクで演じるのはニコラス・ホルトで、天才的な科学者で普段は血清で普通の人間の姿なんです、密かにレイブンが好きなんです

 

 

見世物として地下闘技場で戦わされていたナイトクローラーはレイブンに助けられ、その後は行動を共にする事となります、瞬間移動が出来て仲間のピンチを幾度となく助けます、演じるのはコディ・スミット・マクフィー

 

 

超高速移動をする能力を持つクイックシルバーを演じるのはエバン・ピーターズで、実はマグニートーの息子で会いたいし名乗りたいしで複雑な心境なのです

 

 

実のところアポカリプスを蘇らせてしまった張本人ではないかと思うモイラを演じるのはローズ・バーンで、CIA職員なのですがカルト教団を調査していた弾みでアポカリプスを蘇らせてしまうんです

 

 

レイブンに憧れる天候を操る事が出来るミュータントのオロロ・マンローを演じるのはアレクサンドラ・シップで、カイロで貧困生活の中、エン・サバ・ヌールに助けられて四騎士となります

 

 

レイブンが情報を得るミュータントの為の闇商人キャリバンの店でエネルギーを剣のように使う用心棒のサイロックを演じるのはオリヴィア・マンで、レイブンとは仲が悪く、エン・サバ・ヌールに陶酔して四騎士となります

 

 

地下闘技場でナイトクルーラーと戦っていた大きな翼を持つミュータントのエンジェルを演じるのはベン・ハーディで、サイロックがエン・サバ・ヌールに存在を教え、翼を強化してもらい四騎士となります

 

 

そしてマグニートーことエリックを演じるのはマイケル・ファスベンダーで、エリックも鉄工所で働く普通の生活をしていたんです、落ちて来た機材から同僚を助けたが為に警察に密告され、それによって妻と娘が死んでしまうのです

 

こう考えると悪党マグニートーはずっと酷い扱いを受けて来たのだと思うと、悪に染まる事もあっても不思議じゃないですね、エン・サバ・ヌールによって能力を増大させるヘルメットを与えられて四騎士となります

 

 

本作が「XーMEN」へと繋がる原点のように描かれています、それもハッピーな方向でね、敵対していた者同士がこちら側では味方となってね

 

 

 

 

 

X-MEN史上最大スケールで描く大ヒットシリーズ集大成! それが『X-MEN:アポカリプス』です。

 

 

 

 

 

それでもこれで終わりではなくて悲劇的な展開になる続編があります、ウルヴァリンって全てに出てますね。