『バニシング・ポイント』
1971年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 リチャード・C・サラフィアン
脚本 ギレルモ・ケイン
撮影 ジョン・A・アロンゾ
音楽監修 ジミー・ボーウェン
出演 バリー・ニューマン/クリーボン・リトル/ディーン・ジャガー/ビクトリア・メドリン/ポール・コスロ/ボブ・ドナー/ティモシー・スコット/ギルダ・テクスター/セバン・ダーデン/ジョン・エイモス/アンソニー・ジェームズ/アーサー・マレット/シャーロット・ランプリング
《解説》
疾走の果て、ラスト・アメリカン・ヒーローは、消失点(バニシング・ポイント)の彼方に解き放たれる
警察の追跡を振り切りながら時速200キロで暴走する男の姿を鮮烈に描き、アメリカン・ニューシネマを代表する1本となった傑作カーアクション
当時まだ無名だったバリー・ニューマンが主演を務め、「荒野に生きる」「ロリ・マドンナ戦争」のリチャード・C・サラフィアンがメガホンをとった
《物語》
コロラド州デンバー、真夜中、車の陸送の仕事をしているコワルスキーは白の1970年型ダッジ・チャレンジャーをサンフランシスコまで運ぶ仕事を引き受けた
出発前に寄ったドラッグを買いに売人に会い。その売人と翌日の午後3時までの15時間で車を届けるという賭けをする、250キロは出るダッジ・チャレンジャーを全速力で飛ばすコワルスキー
盲目の黒人DJスーパー・ソウルのラジオ番組が始まり、それを聴いて快調に走るコワルスキー、白バイ警官が追い掛けて来て停まるよう言うがあっという間に置き去りにしてしまう
ユタ州境の検問を突破、パトカーに追われるも巧みなテクニックで振り切ってしまう、荒野の一本道を走るコワルスキーに挑戦してくるスピード狂のジャガーを寄せ付けず川へ落としてやった
警察無線を傍受したスーパー・ソウルはコワルスキーを応援し、黄金の大西部を掛け行くスーパードライバーと捕まったら地上最後の自由な魂の消滅だと
ネバダ州の警察はユタ州の要請を受けてパトカーで追うも元プロレーサーのコワルスキーのテクニックに翻弄され、ハイウェイからハイウェイに飛び乗り邪魔するものは蹴散らして疾走するダッジ・チャレンジャー
パトカー数台に追われコワルスキーは砂漠へとダッジ・チャレンジャーを走らせた、それでラジオからスーパー・ソウルがコワルスキーに言葉を投げ掛けた、大勢が応援していると
砂漠を爆走するコワルスキーは様々な過去を思い出した、ベトナム戦争で負傷した事、レーサーとしてのライセンスを剥奪された事、警官でありながら少女にイタズラする上司を咎めてクビにされた事
そして愛する女性を失った事、コワルスキーはアクセルを踏み続ける
《感想》
やっぱカッコイイです、ダッジ・チャレンジャーを駆ってアメリカの荒野を疾走するんです、それもかなりのスピードで、気持ち良さそうです
久しぶりに本作を観たのですが今回はUK版を観ました、幻のシャーロット・ランプリング出演シーンのあるUK版です、アメリカ映画ですがまずイギリスで公開されて、シーンをカットしてアメリカ、日本で公開されました
なのでUK版にはヒッチハイカー役でシャーロット・ランプリングが出演しているんです、コワルスキーと一夜を共にするヒッチハイカーで、色気たっぷりでしたね
主人公のコワルスキーを演じるのはバリー・ニューマンで、セリフも少なくてニヒルな男です、如何にもこの時代の作品でアメリカン・ニューシネマです
主人公なのにドラッグを買ってその売人と賭けをするんです、その賭けによってコワルスキーはコロラド州からサンフランシスコまで15時間で走るとね
なので爆走するのですがダッジ・チャレンジャーを陸送するのですが、それってコワルスキーの車ではなくて誰かのものなのにこんな派手に運転していいのでしょうか
もうボコボコになってますよ、ホイールキャップも飛んで行ってしまうし、砂漠で爆走してても窓が開いていて砂まみれになってるんじゃないかな
コワルスキーには過去があって警官だった時にマリファナを持っていた少女をパトカーの中で猥褻な事をしようとした上司を制止して少女を逃がした過去
愛する女性ベラを冬の海で亡くした事などコワルスキーは自分の存在を拒否するかのように思い出と共に爆走しているんです、そんな中でも色んな人間が出てきます
警察無線を傍受してコワルスキーをヒーロー扱いするDJスーパー・ソウルを演じるのはクリーボン・リトルで、盲目のなのですがラジオで流した為に警官にボコボコにされてしまいます
それと印象に残っているのはヌードライダーと呼ばれる女性の存在です、コワルスキーと知り合ったライダーの家に行くと全裸でバイクに乗る女性がいるんです
彼女はコワルスキーに助けてもらった少女だったんです、彼女は何かお礼がしたくて体を差し出そうとするのですがコワルスキーは丁重に断ってタバコをもらうんです
そしてサンフランシスコに到着するのですが警官隊が重機でバリケードを作っていて絶体絶命、それでもコワルスキーは顔色ひとつ変える事無く爆走します、まさにアメリカン・ニューシネマです
俺と車は一つの生き物のようにハイウェイを走った それが『バニシング・ポイント』です。
日産のスカイラインもこのダッジ・チャレンジャーをモチーフにして作られたそうです、名車ですね。
更に過激な続・裏237号室の『バニシング・ポイント』のレビューはこちらです。
























