フィフティ・シェイズ・ダーカー | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

 

 

 

 

 

2017年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ジェームズ・フォーリー

 

原作 E・L・ジェームズ

 

脚本 ナイオール・レナード

 

撮影 ジョン・シュワルツマン

 

音楽 ダニー・エルフマン

 

 

 

出演 ダコタ・ジョンソン/ジェイミー・ドーナン/エリック・ジョンソン/リタ・オラ/ルーク・グライムス/ビクター・ラサック/エロイーズ・マムフォード/ベラ・ヒースコート/マックス・マーティーニ/キム・ベイシンガー/マーシャ・ゲイ・ハーデン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

心の秘密は、身体が知っている

 

大企業の若きCEOと女子大生の特異な恋愛模様を官能的に綴ったE・L・ジェームズの小説を映画化し、世界的ヒットを記録した「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の続編

 

ダコタ・ジョンソンがアナ役、ジェイミー・ドーナンがグレイ役を続投するほか、グレイをSMの世界に引き込んだ女性エレナ役で「L.A.コンフィデンシャル」のキム・ベイシンガーが新たに参加、「パーフェクト・ストレンジャー」のジェームズ・フォーリーが監督を務めた

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

出版社SIPに就職をして新生活をスタートさせたアナ・スティールだが、恋人との破局が原因で毎日に覇気がなかった

 

ある夜に友人で写真家のホセ・ロドリゲスの個展に参加したアナはギャラリーに自分のスナップが飾られていて驚いたが、その6枚が全て同じ人物が購入

 


 

その人物はアナの元恋人のクリスチャン・グレイで、彼女を人目に晒したくないとの理由で買い占めた、食事に誘われたアナは渋々了承

 

クリスチャンはアナに戻ってほしいと言うがアナはクリスチャンのサディスティックな性癖を知り、私を痛めつけて快楽を得ていると責めるがクリスチャンは努力し、ルールも懲罰もなしでヨリを戻したいと説得にアナはOKした

 


 

ある日、アナは見知らぬ女性に声を掛けられたが会話もせずにSIPの上司のジャックに誘われてバーへ、それを見たクリスチャンはジャックがアナに好意があると感じてアナを連れて店を出た

 


 

クリスチャンはアナに出版業界に進出する予定でSIP買収の予定だと話す、クリスチャンはアナのボスのボスのボスになると、その夜は激しいセックスとなった
 

 

翌朝にカフェで朝食を食べているとアナは先日に声を掛けてきた女性が見ていたことに気付きそれをクリスチャンに伝えるとクリスチャンは慌てて店を出た

 

クリスチャンの養父母の家で開かれる仮面舞踏会にアナを招待、その準備にアナをサロンに連れて行くとそこにエレナ・リンカーンがいた、サロンは彼女とクリスチャンの共同経営でエレナこそがクリスチャンにSMを仕込み、虐待した女だ

 

 

クリスチャンは関係は絶ち今はビジネスパートナーだと言うがショックを受けたアナにクリスチャンは、今朝の女はかつての従属者のレイラ・ウィリアムズで契約終了後に執拗に継続を望み、その後に結婚するも夫の死で精神を病んでしまったのだ

 

そして仮面舞踏会でクリスチャンが問題児だった事や実の母が薬物中毒の売春婦だった事を知る、エレナにはクリスチャンを幸せにしたいなら別れろと忠告


 

そしてレイラによる過激なストーカー行為やジャックの執拗なセクハラ紛いの誘惑がアナを苦しめる

 


 

 

 

 

 

《感想》

 

 

前作の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」ではクリスチャンの前から消えたアナだったのですが本作ではクリスチャンがアナを追い掛けて復縁するんです

 

 

クリスチャンはサディスティックな性行為に対して興奮して快楽を感じる性癖の持ち主なんです、これまでも女性と契約して従属者を支配していたようです

 


 

同じ立場として扱われたいアナはクリスチャンとは無理だと察したのです、でもクリスチャンがアナこそが恋人だと思い復縁を迫りアナもクリスチャンの努力を感じて了承するんです

 


 

でもクリスチャンは巨大企業のCEOなので一般人のアナとは世界がまるで違うので同じ立場って難しいですね、アナが最近何を買ったの?と質問すると、航空会社だと

 

本作での話題はやっぱり過激なセックスシーンではないでしょうか?SMチックに縛ったり叩いたりしながらのセックスなのです、アナも過激なセックスを受け入れてクリスチャンも力強く腰を叩きつけるんです

 


 

R18と言えどもオーラルプレイをギリギリで描いています、でもその行為こそが愛の証ではないかと思います、だってみんなするでしょ?
 

そのプレイはアナのアソコに銀の玉を2個紐で繋げたものを入れて仮面舞踏会に出たりして歩いたり座ったりするとアナは感じるんです

 


 

それにレストランで下着を脱がさせてノーパンでエレベーターの中で他の人もいる中でクリスチャンはアナのアソコを後ろから愛撫するんです、その時のアナの表情がエロい、誰かに気付かれるかも、でも気持ちいい方が強いって感じです

 


 

主人公のアナスタシア・スティールを演じるのは前作から続投のダコタ・ジョンソンでその肢体を惜しげもなく晒してくれてます

 


 

もちろんクリスチャン・グレイを演じるのも続投のジェイミー・ドーナンで前作より肉体も作り上げていて更にクリスチャンを自分の物にしている感じです、いろんな道具でアナを責めます

 


 

 

アナの親友ケイトを演じるのがエロイーズ・マムフォード、クリスチャンの義理の妹ミアを演じるのがリタ・オラでどちらも続投です

 


 

そして新メンバーでクリスチャンの元従属者レイラを演じるのがベラ・ヒースコートで可愛らしい顔なのですが精神を病んでしまっているのでその表情は怖いくらいでした

 


 

アナに銃を向けるのですがクリスチャンが手を出すと銃を渡して「跪け」と命令するとその場で跪くんです、それを見たアナはここまで従わせる関係にショックを受けるんです、どんなセックスをしていたか想像できそうですもんね

 

 

それにクリスチャンをSMの世界に引き込んだエレナにのキム・ベイシンガーです、彼女ももう60歳を超えています、「ナイン・ハーフ」の頃は本当に色っぽかったです、気怠い雰囲気でね

 

 

アナにセクハラをする上司のジャックを演じるのがエリック・ジョンソンなのですが、一緒に出張に行くことになったのですが不安を感じたクリスチャンがダメだと言うとアナは従いジャックに断りを入れると豹変して「仕事では男に抱かれろ」とセクハラして体に触るんです、そこでクリスチャンはSIPのCEOに連絡してジャックは解雇

 


 

続編の「フィフティ・シェイズ・フリード」は本作と同時撮影していたのですが、クリスチャンを恨むジャックが重要な存在となりそうです、本作でだいたいの過去が分かったのですが続編でも衝撃の事実があったりしてね

 

 

本作の監督はジェームズ・フォーリーで続編も続投です、もっと過激な完結編を期待してしまいます

 

 

 

 

よりゴージャスに、よりドラマティックに…日常を脱ぎ捨て、物語は深化する それが『フィフティ・シェイズ・ダーカー』です。

 

 

 

 

ソフト化される時は劇場版とエクステンデッド版が一緒に入っていてちょっと嬉しかったりします(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『フィフティ・シェイズ・ダーカー』のレビューはこちらです。